住民の安全と環境の保障を求めて、昨年の6月頃から交渉を進めてきた東灘区東谷堰堤工事。国土交通省の工事に伴う工事車輌が沿道の3つのマンションの前、わずか6〜7mの生活道路を行き交うことになった。当時、住吉川マンションが人数が多いこともあり、先頭役をしてくださったのが、大原理事長と、工事対策委員長の山田氏、副委員長の柳田氏。厳しく国土交通省と工事会社等に時間帯、騒音、排煙等を詰め寄ったものだった。
住民は、神戸市議会の建設水道委員会にも訴えた。大原理事長や山田氏柳田氏等のリーダーが、議員に対して良くよく説明。それも、”工事そのものには反対しない”という大前提で、である。結果、全党一致で採択され、住民の訴えを、当局に斡旋方、お願いすることになった。神戸市当局も、道路管理の立場から国との間に入って、沿道の人々の安全を守るべく、何回も話し合われた。
▲道幅が狭いので、川の上に仮歩道を造った
「ここまで来れたのは、国土交通省や工事会社が話し合いの結果を良く守って下さり、住民との間に深い信頼関係が出来上がりつつあるから。また、議会で全会一致で採択して下さった各会派の議員さんがたや、それを受けて交渉に入り助けてくださった神戸市建設局道路管理課のお陰です」と、謙虚に語られた大原氏ご自身、本当に住民の為に粘り強く交渉を続けられた。ありがたいことだ。
▲人・車分離で、安全
今回は、議会の採択が活かされていたし、市当局も議会の意志を受け、頑張られた。国土交通省も、よく市議会の意向を汲んで、住民との約束を守って下さっていればこそ、工事が進んでいるでのはないだろうか。これからの住民運動も、かくあるべし。「まさに勝ったのは、”市民”だ」と、昨日はいい気分だった。ここまで来るのに活躍して下さった3つのマンションの当時理事長だった大原氏、大西氏、大水氏の顔が浮かぶ。一本の道で結ばれた、3つのマンションにおかれては、今後も力を合わせて頂きたいと思う。