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2010年 03月 03日 水曜日

東灘区医師会とパルモア病院・若宮病院との話し合いが、昨日午後8時30分から2時間半にも渡って再び、東灘区医師会館で行われた。パルモア病院からは、三宅理事長・龍見院長・木村副院長。若宮病院から大橋委員長が出席。東灘区医師会は、前回より少し減って50〜60人。

前回東灘区医師会から質された、諸々についての調査・報告の求めに関しては無回答。そこで… 司会者の医師から、前回質問されていない医師に発言が求められた。中には、現在のパルモア病院の医師の労働状況についてや、退職された医師の退職理由等についての質問に加え、パルモア病院の土地の所有者についても質問があった。
「前回パルモア病院の患者さんが東灘・灘区で50%以上と言っていたが、実際はそれ以下で、兵庫・長田の患者さんが50%を越えていると思う。従って、パルモア病院が、東灘区に来ても既存の病院への経営的打撃は少ないという言い訳は通らない」
といった指摘もあった。

これに対しパルモア側は
「労働問題は各スタッフに協力して頂いている。土地問題では、パルモア学院とは断絶して、現在係争中である。病院の土地は、パルモア病院の土地である。前回、東灘・灘区とは言っていない。灘以東で50%であると言った」
と反論。

川島神戸医師会長が
「前回の話し合いの中で、ポートアイランドに移転されるなら、私も同区のことであり、良いのではないかと思っていましたが、それを断念された。その主なる理由が、借地が許されなかったとのことであったので、神戸市の保健福祉局の桜井局長や、安井市議、またある民主党議員を通じて、何とか借地にできないかお願いした。その結果、神戸市のみなと総局から木村副院長に、仮に借地にしたら、使って頂けますかとの問いかけや、5000m²の土地の提案もされたが『ポートアイランドは選択肢には無い』と言われ、帰ってきたようだ。そのことは、事実でありますか」
と問うと、木村副院長は
「確かに、みなと総局から担当課長が来られたが、当該地を借地にするとは聞かされていないし、他の土地の提示も受けたことはない。『ポートアイランドは考えていない』と回答させて頂いた」
と答えた。

そこで私は
「東灘区医師連盟の顧問をさせて頂いています。この件で、借地が主なる理由なら何とかしなければ、神戸市にとっても医療産業都市づくりをしている中で、ポートアイランドのイメージアップになると思ってお願いして、担当課長がそちらに行って下さり、貴方とお会いして、当該地を仮に借地にしていかがでしょうと聞いたら、ダメでしたとの報告を聞いた。今朝も確認しているので、自信を持っている」
と、発言した。

川島医師会長がすかさず
「お聞きの通りであります。木村副院長が、ポートアイランドはもうどこでも考えられないとのことであったので、提示する土地も提示せず帰ったらしいとの発言があった。」
と言われたので、私は
「前回のポートアイランドの断念の理由の大方が、借地ができないことであったので、いろいろな方にお願いして、ほぼその方向に行けると思っていた。しかし、今のお話では、前回は既に心は東灘にあってポートアイランドは断念されていたのに、いかにも借地ができればとの思わせぶりな発言 ─ これでは困ります。この件を他の議員に話したところ、パルモア病院が兵庫区や長田区に来て下さるなら歓迎するとの発言もあります。これに関しては、主題とはずれすぎるのでいいのですが、今また仮に借地にすれば、ポートアイランドに移転を考えて下さいますかとお願いしたいのですが」
と話した。帰ってきた返事は
「JR西日本との話し合いが上手くいかないときは考えたい」
……
[ 明日につづく ]