Skip to main content.

2019年 02月 19日

拠点を置く坂本・三原の両選手の奮闘を思うと心が痛むが、それでも… 通年常設リンクのないこの神戸の、フィギュア神戸組の団結と友愛が、日本のフィギュアスケート界を支えている。そんな現実を、もっと深く考えたいと改めて思わされたのは、2月16日のこと。

兵庫県と神戸市、いや日本のフィギュアスケートの礎を築いた上野衣子先生と長女の平松純子さんを顕彰し、その足跡を展示した場所が出来上がり、5時からポートアイランドスポーツセンター内に入った正面の、その素晴らしい場所でこけら落としだったのだ。私も招待を受けて初めて知ったのだが、嬉しかった。

発端は、上野衣子・平松純子両先生と親交深い鍵田泰子さんが、平松純子先生からスケートにまつわる色々な記念品と、平松さん親子の足跡のグッズを廃棄しようとされているのを見て、「そんな事をしてはいけない。今後のスケート界のために残すべき」と思われ、私に下さったご相談だった。

私も、上野衣子先生とは親交があった。35年前、神戸のスケート選手の、リンクの無い劣悪な環境について先生からお教え頂き、何とかしようとして、当時の甲南女子の学長、鰺坂学長にお願いしたり、神戸市に働きかけたが、ダメだった。

写真
今も当時と変わっていないので、本当に申し訳なく思っている。そんな事もあって、鍵田泰子さんのご提案に乗る事にして、教育委員会の体育課の上田課長にお願いした。課長は本気で働いて下さり、実現できた。幸いにして、鍵田さんの御主人が一級設計士なので、上田課長とご相談をして下さって、良い展示コーナーになった。当日は、坂本花織選手と三原舞依選手に、コーチのグレアム充子さんもお出でになって、祝って下さった。

鍵田泰子さんが、本当によく思いついて下さったと思う。これからスケートをする人々にとっては励みにもなるし、スケート界のPRにもなる。鍵田さんの御長女もスケートで実績があり、今は審判員として評価を上げる等、スケート一家なのだ。神戸市に常設のスケートリンクが無いというのに、良く戦って下さっている。

今や西宮には、通年リンクがある。行政には、もっともっと力を注いで欲しいと、そう思わざるを得ないのである。