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2009年 11月 15日 日曜日

「アルゼンチン民族舞踊」が昨夜、六甲アイランドのファッション美術館において、神戸東灘文化協会の主催で催されたので、喜んで足を運んだ。

アルゼンチンには行った事が無く、詳しくは知らないが、調べてみると…

▲開演前に関係者の方々や出演者と
人口3950万人で、国土は日本の7.5倍、スペイン語が言語、宗教はカトリックが大半だそうだ。今日、ヨーロッパ系アルゼンチン人は先住民とも見事に融和し、共にアルゼンチンの文化を築いているのは見事である。

自分達が先住民の文化を壊し、申し訳ないという念があるのか、先住民への敬意を込めてだろうか、マプチェ族の唄と踊りで始まった民族舞踊は、悔しいことに時間に限りがあり、少し拝見しただけたが、なかなかの迫力だった。

それにしても、多彩な顔ぶれの東灘文化協会の方々は、皆さんよくやって下さっている。心から敬意を表したい。


▲フルートの調べに酔う
続いて、辻野陽子さん、篠山由紀子さんの「2本のフルートとピアノによるコンサート」を拝聴すべく芦屋のラポルテに足を運んだ。辻野陽子さんは親交あるご一家の長女。シアトル留学中にワシントン大学のスコーノフ氏に師事し、その才能を開花されたそうだ。その後、世界各地で演奏し、日本に帰国。現在、関西を中心に活躍して下さっている。

常々「音楽が神戸の活性化の鍵になる」と言ってきた私は、神戸から如何に良いアーティストを輩出するかに神戸の文化的な未来がかかっていると思っている。その意味で、彼女は先ず、神戸が誇る大アーティストになるだろうと、期待を寄せている。

秋の夜長に彼女が奏でたフルートの美しい音色には、私のようなおじさんでも夢の中。帰路、いつまでも心にさざ波をたてていたのだった。