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2015年 06月 30日 火曜日

自分達の立場についての説明を聞く為に、これだけの議員と職員が集まっている訳ではない。それを良く… 知って欲しい ─ 関西電力の説明に、広く、関係する諸方面にあっては、この議会の意義を考えて望んで欲しいと、そう思った関西広域連合議会全員協議会が大阪で開かれたのは、去る6月27日土曜日。

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午後一時からのその協議会、なんと、規約で最高齢者が座長になって進行する事になっていた。私がそれに当たるそうで、4日も前から、連合の担当局長や課長さんが、ご親切に神戸議会へ3人も、説明においで下さった。何とも物々しいと思ったが、なるほど、スタートだけでなく、意見書の調整や協議事項が3点、報告事項も7点あり、まる一日の本格的な座長だった。

説明を聞いて、少し緊張した。へたをすると、徳島や島根、大阪に京都、滋賀そして和歌山の県府会議員に「やはり、市会議員では…」と思われては、政令市の恥。逆に、さすがと思わせねばと、真剣に取り組んだ。

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その上、常々、関西広域連合は府県のもので、政令市は供え物の感あり、と感じていた。そこで、私はこの機会に少しづつ、その意識を変えさせるべく、質問や意見の質を考えていく事にした。また、時間を守らない他の政令市の議員に注意もした。

その上で、公平でない人事に対して問題を提起する。例えば、政令指定都市議員は、議長・副議長・委員長になれない。せいぜい、副委員長までなのである。どんな理由によるものなのかも分からないので、相棒の藤原武光議員と相談し、私が一日座長の時に、奈良県の加入時に役職の公平さについて議論してはと、理事会と議員協議会でご提案下さった。もともと論理的な議員だから、見事に説明して一石を投じる事ができた。

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連合の事務局の心ある援助で、私も何とか、座長の責任が果たせたと思う。私が座長として申し上げたのは、「関西広域連合議会は、何の羅針盤もなく、私達が手探りで歴史を作りつつある。つまり、地方議会の新しい実験をやりつつある。その自覚と誇りを持って務めて欲しい」ということだ。

その意味では、当日の電気料金値上げについての関西電力の説明などは、決して証人喚問ではなく、あくまで説明に来てくれているとの意識を持って欲しい。私は、議員の意見を制止したりしない。議員の発言は保証されている。だが一方、関西電力の方々に対しても、これ位の質問は出るだろう等、あらゆるケースを予想して然るべき資料は用意し、議会に対して真摯に望んでいただきたい。

「お互いが、これから関西全体の為にどうすれば良くなるか、知恵を出しあって協力せねばならない」と、座長談話として、事務局を通じ関西電力側に伝えて頂いた。帰りに、3〜4人の府県議員から「御苦労様」と声がかかった。若い議員たちだったが、手応えはあった。
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