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2014年 08月 29日 金曜日

この知事は、事の重大さが分かっていない。どれだけ大きな犯罪を犯し、瀬戸内関連都市への風評被害という危険にさらしたか… そう感じたのは、地元、兵庫県議会で行われた8月28日、木曜日の関西広域連合議会で会った、三日月大造滋賀県知事についてだ。

同議会では、井戸連合長から2016(平成28)年に日本で開催される予定のサミットを、神戸市で開催するよう関西広域連合で取り組む事も表明された。これは、素晴らしい提案である。阪神・淡路大震災からの復興の立ち上がりはもとより、医療産業都市もPRできる上に、警備もしやすい。私も、大賛成である。

しかし、この議会で特に注目すべきだったのは、変わった出席メンバーにまつわる事である。前回、私とフェニックスにダイオキシンを投棄した件についてバトルを繰り広げた滋賀県知事が、嘉田氏から三日月大造氏となったのだ。

写真
▲ 兵庫県議会での広域連合議会
議場が、より広く見える
前回の理事会で、私は、嘉田知事が本会議場で約束した事について、記者発表で表明した事はルール違反であり、公的な場で表明するように求めていた。それで、新たに就任した三日月滋賀県知事から、今回の本会議で経過が報告される事になっていた。

本会議が始まろうという頃、本会議場で待機していると、三日月知事が近づいて来て、頭を下げ、「本当に申し訳ありませんでした。新たに滋賀県知事になりました者です」と、挨拶された。私も「丁寧にご挨拶頂いて、恐縮です」と答えた。

スケジュールに則って、三日月知事は「高島市を刑事告発しない」と表明された。議会を精査した結果、既に高島市が改善に向かっているのが、その理由である。また、第三者委員会の調査結果については、今はまだ議論中であるが、各箇所で改善しているとのまとめと、その簡単な報告があった。私は、大いに不満で、議会進行で動議を出そうとしていたのだが、止めた。もし出問があるなら、あらかじめ、以前の委員会でその旨を申し出ておいて欲しいとの事だったし、私に対して大変な気の遣い方だった上に、時間の関係もあり、全体としてしつこい感じがあったからだ。

しかしそれでも、私は委員会で三日月知事としっかりと議論したいと思っている。なにしろ、昼の休憩時に私が知事の所に行って、「高島市及び、滋賀県職員の処分はまだか」という点と、「第三者委員会の結論はいつ出るのか」について尋ねたところ、「まだです。そんな遠い日では無いと思います」という、のんびりとした印象の返事だったのだ。

この知事は、分かっていない。私は、しっかりとした原因の調査と処分を求める。三日月知事には、このブログを必ず見て欲しい。いかにしつこいと思われても、私は黙っていない覚悟でいるのである。