▲家庭系ゴミについて報告された
さて、その報告によると、ゴミ出しルール変更前の1年間の家庭ゴミの排出量は44万2千トン。ルール変更後の1年間は約34万3千トンと、22%にあたる9万9千トンが減少した。神戸市の一世帯あたりに換算すると、約12kg削減した事になる。
ゴミ出しルール変更前後1年間のゴミ量(単位 : 千トン)
区分 | ルール変更前1年間 (平成19年11月~20年10月) | ルール変更後1年間 (平成20年11月~21年10月) | 増減 | 増減率(%) | |
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家庭系ごみ 全体 | 441.9 | 342.5 | ▲99.4 | ▲22% | |
燃えるごみ | 357.3 | 294.2 | ▲63.1 | ▲18% | |
燃えないごみ等 | 65.6 | 28.8 | ▲36.8 | ▲56% | |
缶・びん ペットボトル | 19.0 | 17.8 | ▲1.2 | ▲6% | |
容器包装 プラスチック (北区) | ─ | 1.7 | 1.7 | 皆増 |
だが、上の表にはさらに、興味深い貴重なデータが入っている。北区で先行している「容器包装プラスチックの分別収集」についてである。
これは、資源化を狙って北区の方に無理をお願いしている分別収集の試みだが、実施後1年間の排出量が約1千7百トンになったとある。これを北区内の一世帯1ヶ月当りに換算すると、約1.6kgの資源化にご協力頂いた事になる。しかも、北区市民が出す容器包装プラスチックに「汚れ・異物の混入」が少ないおかげで、資源化するための引き渡し先、(財)日本容器包装リサイクル協会がその品質を評価した結果、最高の「A」判定を受けている。これは素晴らしいことで、神戸市民として誇らしく思う。当局もそうだろうが、私も嬉しい限りだ。
この容器包装プラスチックの分別収集はこれからが勝負で、平成23年4月からはいよいよ全区で実施される。収集回数は毎週一回の予定。実施後に神戸市全区でA判定が取れたら嬉しいし、気運も盛り上がって欲しい。市民が、共通の認識をもって共にゴミ減量に取り組めれば、と願っている。
▲もっと分別を心掛けて欲しい