8月22日 月曜日午後4時から30分、中央区文化センター多目的ルームで行われた式典には、神戸レオネッサから安本卓史代表取締役、三宅史織選手、高瀬愛実選手。神戸市から久元喜造市長、加藤久雄文化スポーツ局長。そして市会から議長である私と、平井真千子『INACを応援する会』会長他4名、計11名が参列した。

私も「サッカー発祥の地としても、神戸を女子サッカーのメッカとしたい。忘れられないのは、2011年の女子ワールドカップで優勝した日本の『なでしこJAPAN』の主力メンバー、澤穂希選手や大野忍選手たちが、INACの選手であった事。私はずっと誇りに思って、深夜まで応援していた。PK戦までもつれ込んで優勝が決まった時には、嬉しくて涙した」とスピーチした。

INACを引き受けた文会長は、選手がアルバイトをして運営費の足しにしている姿を見て、練習に専念できるように取り計らったりもされた。そうしたサポートが、チームが強くなった最大の理由だと思う。
贈呈式では口に出さなかったが、選手たちは皆、移籍問題など様々な苦労をした経験を持っていた。中でも澤穂希選手は、本当に謙虚だった。あまりに謙虚だったので「なぜあなたはそんなに謙虚なんですか」とつい聞いてしまったのだが、「上には上があるからです」と答えて下さった。
また、文会長は「素晴らしいパーティで、澤選手は皿に盛ったサンドイッチを、私の前にさっと置いてくれた。選手会長としての感謝の表れかもしれないと思うと、この選手のためにも頑張ろうと思った」と私に語られたことがあるなど、いろんな思い出がよみがえってきた。
現在、INACチームの柱となっている三宅史織選手も高瀬愛実選手も、やはり謙虚で、十分にご自身の立ち位置を理解しておられるし、神戸のため、後に続く女子選手たちのためにもと、頑張る意欲が感じられた。それに、とても明るく元気で、まさに神戸の選手だと、誇りに思ったのだった。


Yasui が 08:00:00に分類 神戸の文化・スポーツ で書きました。