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2020年 11月 10日 火曜日

何度も語り合いたいと思ったほど良い人に出会えたのは… 参加した、会派管外調査。

写真
中村彰二郎先生と
11月4日~6日までとかなりの強行日程だったが、成果は多い。中でも特に印象的だったのが、11月5日の会津若松市にあるスマートシティAiCTでの、アクセンチュアイノベーションセンター福島共同統括、中村彰二郎先生の講演。二時間ほどだが、しっかり勉強した。私にとっては共感することが多く、頷くと中村先生もより丁寧に話して下さり、気脈が通じているように感じた。

会津若松市をスマートシティに選んだ理由は、震災だとおっしゃる。その点、神戸も似ている。神戸の立ち上がりには、スマートシティの構想は無かった。議員提案で医療産業都市を提案したが、会津若松市の構想の中にも医療が入っていて、デンマークやスウェーデンをモデルにしておられて、びっくりした。

私たち神戸は、アメリカのメイヨークリニックを目標にしていた。そこで、アメリカGEのメディカル部門の誘致を願って交渉を重ねたが、失敗した。失敗の原因は、中村先生のおっしゃるスピードだった。人口12万の会津若松市を選んだのは、判断が早くできる事だとも。

もちろん、その市の首長の考えにもよるが、神戸市はあまりにも遅かった。私はアメリカという選択と、産業という名を付けたことが、医師会とのボタンのかけ違いを生んだのかもしれないと思った。

中村先生は、農業を産業にすることで農家の収入を年1,500万円にしたいと仰る。私も同感で、農業での自給率は、国家防衛を左右すると思っている。その意味で、流通を変えるシステムを作るという。

私は、資本主義国家でイオンやトーホー、ライフ等の食品流通業者、スーパーマーケットなどに農家をコントロールさせてはならないと思っている。中村先生も同感で、JAが頑張っているうちにシステムを完成させねばならないとも語っておられた。

中村先生と、中村先生に「先生が会津若松でやっておられる実験の結果より、先生の人脈と考え方が神戸に欲しい。神戸に来て欲しい」と言うと、「私は、五都市に関心があります。震災の、福島と神戸。原爆の広島と、長崎。そして、米軍基地の沖縄。全て、市民の幸せがより必要な所ですので、神戸のためにも働きたいですよ」と、応えて下さり、握手。

これも、神戸市議になった若い議員が自民党を変えていってくれている成果で、最も中心になった兵庫区の平野達司議員にお礼を言うと、「先輩の先生方が、よく意見を聞いて下さったから出来たのです」と、嬉しい言葉が返ってきた。これからの神戸市会における我が自民党議員団は、上昇気運に乗るに違いない。