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2019年 11月 19日 火曜日

毎年行っていたが、この3年間日程が合わず、お訪ねできなかったのは… 灘区にある神戸朝鮮初中級学校のグラウンドでの、同校の文化祭「愛校祭」。今年はなんとしてもと、訪問した。

11月17日、朝9時から終了の午後3時までいて、久しぶりの人たちにお会いした。特に金錫孝(キムソッキョ)元校長が兵庫朝鮮学園の理事長に就任されていたのには、驚いた。私はこの人が好きで、前にこのブログで書いたこともある。自ら学園バスを運転し、雨の中、グラウンドの水はけ作業を懸命に行なう…そんな校長だった。

皆さんから推されて、兵庫県にある6校の朝鮮学園のまとめ役になられた。私は彼に、本を書いて下さいと勧めた。神戸市立の学校長とは異なる、苦労の連続であったに違いないからだ。

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私にもご挨拶の場を下さった
愛校祭には多くの人々が集っていて、朝鮮・韓国の人々の同窓会的な盛り上がり方だった。日本人も、たくさん来られていた。兵庫県の私学教育課からは、2名。議員は、立憲民主党から2名が来られていたが、いつも来られていたつなぐの小林議員がおられなかったのが寂しかったし、神戸市から誰も来られていなかったのもまた、寂しかった。

日朝友好兵庫県民の会の宮本博美幹事長が挨拶の中で、「高校生の授業料無償化の中にあって、私たち朝鮮学校は無償化されない。この差別をなんとかして欲しい」と、壇上で訴えられた。私は金錫孝理事長に、「教室に掲げている金日成の写真を外してもらわないと」と、お互いの信頼の上で申し上げた。「教室にはありませんよ。高校は掲げていますが」と笑って答えられたが、私は職員室にも掲げているのを知っている。

ともあれ、理事長のお立場は大変だろうと、つくづくそう思ったのだった。

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金錫孝理事長(右)らと