環境 アスベスト問題尼崎のクボタ工場の件に端を発した今回のアスベスト問題。その脅威とも言える広がりに、皆さんご心配のことでしょう。 アスベストの問題では、神戸市は10年前の震災時に平時の10倍の濃度となったことから、問題を真摯にとらえ、対策を講じてきています。この結果、神戸市における大気環境濃度は、今日、平成7年度の全国平均をおおむね下回るようになっています。 しかし、これで安心しているわけには行きません。アスベストによる被害である中皮腫は、20〜30年の後に襲ってきます。この、20年・30年先の悪性中皮腫等関連疾患の大量発生の危惧にかんがみて、アスベスト問題をさらに調査検討して、然るべき対策をもって、神戸市民の皆さんの将来に渡る健康な暮らしを守らなくてはいけません。 兵庫県の井戸知事は、右のような申し入れを、厚生労働大臣並びに環境大臣に行っています。しかし、この申し入れはクボタ旧神崎工場(尼崎市)の件によるもので、震災には無関係です。 神戸市では、現に神戸市内の6公立学校で対策済みながら除去していない事実があり、東灘・灘周辺では、渦森小学校体育館の屋根裏に残存していました。このアスベストは薬品による固定対策済みではありますが、2009年迄に撤去する予定です。また、他校についても、漏れなどがないか、現在調査中とのことです。私、安井は、将来に、孫子の世代に禍根を残さぬよう、厳格な対応・対策を神戸市に迫ります。 なお、本件に関連する詳しい資料を以下にリンクいたしますので、どうぞご利用・ご覧ください。
*関連工場、建築物解体、環境濃度等に関してのお問い合わせは…環境局環境保全指導課 TEL 078-322-5303
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