保育所というオアシス
(03/27 市議ライフ徒然)
生臭い資本主義の考え方がはびこる中にあって、最も大切な事を学ばせて下さった先輩に…心から御礼を申し上げたい ── そう思ったのは、「神戸ゆたか園」という保育所の開設内覧会。
株式会社赤富士不動産が神戸市中央区栄町6丁目に開設されたもので、あかふじ米で知られる株式会社神明の藤尾益也会長は、私の大学の怖くて優しく素敵な先輩で、前々からよく存じ上げており、皆さんから敬愛されている方である。

その先輩のお嬢さんが、運営部長としてこの園を運営されるというので、3月25日朝10時からとご案内を頂戴した内覧会に真っ先に駆け付けたのだが、なんと矢田立郎前市長と共に一番乗り。早速、上田亜也子運営部長から説明を受け、前市長と共にその話しに感動した。
まず、上田亜也子さんは真に社会貢献に基づいて発想されており、すでに灘区で運営されているが、神戸の一等地で開園するのが社会のためであり、働く人々を助けられる。これこそ、神明の目指す事でもあると、父、藤尾益也さんに言い続けたと、笑って仰る。

確かに、周りを高いビルに囲まれた、高級マンションの真中だ。この土地に高級マンションを建てれば大きな富が入るのは確かだが、藤尾益也先輩は社会貢献の道を取った。
先輩は、娘に負けたのではない。実は、祖父君がこの地から出発して、苦労して基礎をなされ、この地を守られた。祖父君は、神戸をこよなく愛されていた。その意味で、この土地にはこの使い方が相応しいと判断した、と語って下さった。「さすが先輩!」と、私は心の中で拍手した。

その園の名も、祖父君の名前を取って「神戸ゆたか園」と名付けられたそうだ。園は海に近いので、ブルーを基調にデザインされていて、教室にもかもめの教室等があるし、地域との交流の空間もある。いろいろ見て来たが、こんな立派な園は初めてだった。
先輩は市長や知事はもとより、様々な政治家から信頼されてもおられるが、一切マル秘で、正面から手続きをしてOPENにこぎ着けられた。当日は、自ら祝賀会場となっているホテルオークラへ送迎するジャンボタクシーに、自らお客様を案内される等の心遣い。こんな財界人も、少なくなった。
多分、多くの二世企業家の皆さんは、同じようにビルの高さを競った高級マンションをつくられていくだろう。しかし、神明はまさに、大都会のオアシスをつくられたのである。>
前[P.1/2]
Prev:嘉納治五郎先生の信念を
Next:地方自治に議員として携わった人生の、マイルストーン
HOME