憧れの分譲マンションだというのに…
(12/07 神戸市について)
いずれにしても年内に方針を決めて上げないと、こんな良い市民の方々が市を信用しなくなったり、嫌いになられるようでは、今後…市の分譲政策の価値にも連鎖してしまうのではないかと、心配しているのは、ご相談をうけた、とあるマンションの外壁補修のこと。
私が微力を尽くしている問題のマンションは灘区のJR六甲道駅近くで、利便性が高く高級感もあり、言わば「憧れの分譲マンション」である。ところが、そこにお住まいの方から、平成29年9月にマンションの検診をしたところ、外壁のタイルの一部が浮いているのが判明し、その補修について、「当該マンションの施主であり分譲者でもある神戸市が、責任を取ってくれない」という相談が持ち込まれたのだ。
区分所有者と共に、神戸市と話し合いの場を持ってもらったが、成る程、市は、法的には「築16年経っているので、その義務はない」とのことだった。
そこで私は、同じ16年経った周辺のマンションに類似の事案が出ていないことから、工事の手抜きか神戸市の工事管理ミスの可能性について、調べる必要があると主張した。これに対し市は、工事業者は神戸市の仕様書通りにしていると主張した。しかし、「原因も分からず住民が負担するのでは、皆に説明できない」と、代表者は仰る。
困っていたところ、10月13日、市から連絡があり、一部であるが、仕様書通り工事業者がしていないことが判明したとして、私にも、写真を示された。これにより、市も工事業者と交渉の結果、工事業者の厚情もあって、当該建物の施工不良についての不具合の是正に、市が責任を持って取り組んでいくと、区分者に文書で回答してくれた。おかげで、この件をどのように是正して行くのか、区分者と市が同じ方向で、協同歩調が取れるようになった。
それにしても、ここまで来るのに当マンションの管理者である神戸すまいまちづくり公社は、市の間に入って活躍が少なく、市の意見のメッセンジャー役をしただけで、区分者の意見を聞いてくれなかったという。私も、同じ民間の分譲マンションに住んでいるが、やり方に差がある。
そこで、神戸すまいづくり公社に聞いてみると、諸々努力し、市には強く言い要望もしているという書面もいただいた。だが、それにしたところで、区分者の信頼を取り戻すにはやはり、継続的な努力と誠意がいると感じた。幸いにして、区分者には管理費の滞納も無く、いわゆる「いい方」が多く、辛抱強い皆さんのようだ。そんな方々が、やむなく議員に相談にこられるとはと、何かと、思い巡らせざるを得ない。
さて、今後どうするか、だが…
@浮いた部分だけの張り替え
@ 全面張り替え
の二案が出ているもの、1は市が費用負担しても、他の所は今後同じことになる上に、パッチワークのようになって見苦しい。2は一番良いが、騒音も含めて大変な工事となり、費用面でも、誰が、どう負担するのかといった問題がある。
いろいろと、ご意見をお聞かせ頂いていたところ、区分所有者の会長の方から、「ボンドカーボンネット工法もある」と提案された。全面張り替えより安価だが、周りのマンションと違ったものになる可能性もあるという。幸い、区分者の関係者の中に、御影でだんじりをしている、大変公平で良い方だと存じ上げる一級建築士のAさんがおられるので、相談してはいる。
せっかく市も積極的に同じ方向を向いて下さっているのだから、和やかに、かつ強力に進めて欲しい。そう願いながら、今は静かに見守っている。

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