増やしたい、だんじり野郎
(05/29 だんじり)
だんじりの無い東灘区など、死んだも同じだ。そう思うのは…今年もだんじり一色となった、5月の東灘区を経たからだ。

5月3・4日は、御影の弓弦羽神社系の祭。4・5日は、住吉神社系。さらに、本山地区の北畑・中野・森稲荷神社系と大日霊女神社系に、青木・魚崎等が練り回し、まさに、日々だんじりに明け、だんじりに暮れる。しかも今年は、いずれも最高のお天気に恵まれて、だんじりが存分に楽しめた。
トリでは、御影の東明と、綱敷さんの上石屋に浜石屋の三基が、力いっぱい頑張ってくれた。これで今年のだんじりも終わりと、住吉や本山・森・青木・魚崎からも、沢山のギャラリーが来て下さって、御影クラッセのだんじり広場でのパレードは、人で溢れた。
三基目にだんじり広場に入って来た東明の大きなだんじりに、だんじりマン中のだんじりマン、嶋良平さんが中央に座り、指揮をとられていた。これが、カッコいい。子供から高齢者まで、すべての人々が酔いしれて、とても良いものだ。

かつて矢田前市長は、「東灘区は5月から一年が始まる。東灘区のカレンダーは、5月から始まるのです」と、委員会で発言した。つまり、東灘区民にとっては、だんじりは一年の糧になっている程大切なのだと訴えられたのだ。そんな東灘区民の中でも、嶋良平さんは、誰もが認める生粋のだんじりマンで、彼自身、だんじり野郎と称する。だんじりの運びが悪いと、怒り、落胆する。そのだんじりに携わった人々も、その思いを共有する。これまた、良いものだ。
私は、そんなだんじり野郎が好きで、追って行った。彼の生まれ育った東明の平介茶屋で、東灘区長や幹部の方々が敬意を表しに来られているのに遭遇した。私は、「区長さん、良いところあるなぁ…」と、お礼申し上げた。彼の、だんじりに寄せる子供のようなひたむきな姿が、確実にだんじりの文化を育てている。
むろん、他の各地にも、嶋良平さんのようなだんじり野郎がおられる。私は、そんな方をもっともっと、増やして行きたい。きっと、防災にも防犯にも役立ち、そして何よりも、区民の連帯に繋がって行くのだから。

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