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2009年 07月 23日 木曜日

この度「高齢者よ立ちあがれ」という書籍をコープ出版から上梓されたのは、友人の井上哲雄さん。お送り下さったので、早速、大変興味深く拝読した。 現在の日本社会が抱える「高齢者問題」を… 鋭く指摘していて、まさに自民党の政策の弱点が浮き彫りになっている。電話で失礼とは思いつつご連絡申し上げ、急ぎお話しする機会を頂戴した。
「今や社会の中心は高齢者で、高齢者は有能な人が多く、人材の宝庫であるのに、40年前に定年制を作って働く場を失ってしまった」
「今は平均寿命も延びているのに、定年が企業を守る手段になっている。この事を考え直すと共に、これからの高齢者が社会にどんな役割を果たすのか、考えねばならない」
と熱意に満ちた口調で語られた。

▲井上さんと高齢者問題を語り合う
私も同感。二人で何か高齢者問題を取り上げて、実行しましょうとご提案申し上げた。例えば、高齢者についての大討論会を催したり、二人で特定の課題に焦点を当てて研究するといったことでも良いだろうと思う。
井上さんは、定年制を持たない会社を探して、定年制を持つ会社との比較をしようと考えておられる。いろいろな経過を経て、高齢者共和国でも作って楽しもうと語り合った。

最後に「なぜ本を書く気になられたのですか?」とお尋ねすると「震災で視野が広がったのと、人生に興味を持ったから」笑って答えてくださった。確かに、人生とは興味深いものだ。


公共事業に伴う「下請け」「孫請け」の悲惨な状況を訴えてきた団体の方もあった。この問題は、真剣に研究する事にした。


▲元社員の事も、真心で考えておられる
大暑の日の午後。お菓子の「ベル」の東中会長は、文字通りの猛暑の中をわざわざ自ら事務所までおいでになった。退職した社員が病気になってしまわれたという。いろいろ心配な事もあり、一人住まいなのでもし急病になったらと、危機管理を含めての思いやりだった。きっとその方は在職中、東中会長の心をしっかりとつかまれたのだろう。

「ベル」を永年支えてきた社員のことだからと、わざわざ人事課長までお連れになった。零細企業の社長さんで、社員の身内の事にも気を使ってご相談にみえる方はまゝいらっしゃるが、東中会長のように自ら社員の方の為に出向いて下さると、人情がひときわ厚く感じられ、改めて敬愛の念を抱いた次第。

こんな暖かな会社が増えてきたら、産業もより強固になると思うが、契約社会になって人も物も使い捨て。議員も使い捨て…おっと、くわばら、くわばら…