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2015年 12月 11日 金曜日

「本当に阪神淡路の震源地は淡路島北部だろうか。東灘区ではないのか」…私は、展示物を見て、被害の状況から… そう思い、どなたか、より詳しく教えて下さらないだろうかと、かねがね願っている ─ そんな展示物があるのは、人と防災未来センターだ。私が語り部のボランティアを始めて、もう7年になる。

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去る12月5日には、久しぶりに語り部ボランティアに出た。わけあって、私は意識的に、ボランティアの仲間の皆さんの中には入らず、いつも一人で隅の方にいるようにしている。その方が、楽しくて楽で、色々と観察もできる。

この日は、熊本県や宮崎県から修学旅行の中学生が大勢、やって来ていた。聞けば、1,000人を超えていたらしい。この時期はJRが3割ほど、運賃を値引きをしているのに加え、フェリーが大きな役割を果たしているそうだ。神戸市が第一突堤につくったフェリーターミナルが、そこで大いに役立っている。これは、みなと総局の手柄である。

人と防災未来センターの会館も、年々充実。見るべき価値もあがって、記念館として防災意識の喚起に役立っている。

来年9月11・12日に開催されるG7神戸保健大臣会合の際には、大臣はじめ各国の関係各位に、この人と防災未来センターに是非ご来館・ご見学いただきたいと思っている。そうすれば、メディアで紹介され、「①確実に来る南海大震災について警鐘を鳴らせる ②世界中の人々に、災害に対する備え、防災を訴えられる ③日本における災害記念館の、最たるものである ④今、語り部ボランティア数が減らされつつあるが、それを機会として、語り部ボランティアの更なる募集のきっかけになる」─ そう思って、明12日の関西広域連合議会の常任委員会では、防災担当の井戸連合長に、提案としてこの意見を述べることにしている。もう日程が組まれていることだから、来年の事だけれど、鬼は笑わないだろう。

もっとも、世界の保健大臣が、同会議のテーマである公衆衛生危機に無関係ではないとはいえ、イコール防災担当とは限らない。また、準備している常任委員会で時間が取れるか、提案できるかも、まだ曖昧なのだけれど … しかし、いろいろ難しい事はあるだろうが、各国のリーダーたる皆さんがお出で下されば、この館も、より元気になるというものだ。
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