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2015年 12月 08日 火曜日

インドクラブの料理は、本当に美味しかった…などと書き出すと、安井の食自慢かと思われるかも知れないが… そうではなく、日本インド友好神戸市会議員連盟の会長として、はじめての仕事のこと。

神戸市北野のインドクラブで12月2日に行われた、日印友好神戸市会議員連盟の発足を神戸市にお住まいのインド人の方や関係方面の人々にお披露目し、これからもよろしくと挨拶申し上げる宴だ。当日は、インド総領事のアームストロング・チャングサンをはじめ、インドの方々35人と、議員23人が5,000円の会費を払って参加。沢山のインド料理を楽しんだ。

事務局長の山下てんせい議員が、インド領事館の武笠さんと連絡を取りながら、本当によくやって下さった結果だ。インドクラブ会長のサンディップ・エス・シャーさんや、仲良しのトラバリーさんらが、皆に声を掛けて下さった。総領事は大変喜んで、「これから、インドと日本がもっと結ばれる。モディ首相も日本との友好を望んでいて、安倍総理とも親しい。そんな大切な時期に、議連ができたことが嬉しい」と語られた。

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私は「インドのことについて何も知りません。ただインドが好きなだけです」と挨拶し、会う人々に「何でも教えて下さい」と、頭を下げた。これも、3つの大きな目標を達成するため ─ 「① 姉妹都市提携 ② インド村の建設 ③ モディ首相の招致」である。

まず、敵を作らず、皆の力を結集しなくてはいけない。しかし、聞けば聞くほど、インド人の人々とのおつき合いは難しい。とあるインド人を良く知る日本人は「皆いい人です。でも他国で生き、身を守るには、まず完全な警戒と誰も信用しない事から始まり、それが身について行くのです」と教えてくださったが、分かる気がした。

私は、アメリカに3年間いた。たったそれだけの間でも、どれほど差別され、騙された事か … 身を守るのは、お金だけだった。前述の方は「でも、信頼されると親戚のように心を開き、仕事ができるようになる」とも仰った。

私は、忍耐強く確実に付き合って行って、皆さんから愛され、その結果で目標を達しようと心に決めた。山下事務局長も、必死だった。当日は風邪をひき、目を真っ赤にして、馴れない英語で必死にやっている。隣のインド人が流暢な日本語で「日本語でしゃべれ」と叫んだ。皆、日本語が上手で、知らないふりをしていることもある。それでも、彼の必死さは受け入れられたと、そう感じた、私たちの長い道程の最初の一歩だった。
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