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2015年 11月 24日 火曜日

誘致に成功した事務局長が誇らしげに、来年の秋、11月20日から27日の8日間だと表明されたのは… 11月16日に開かれた、外郭団体に関する特別委員会での、神戸市外国語大学についての審議の場でのこと。

来る2016年の国際連合の模擬大会、模擬国連国際大会が、神戸で開催される。これは国連そのものを摸して、世界のあらゆる問題を、約50ヶ国の大学生約400人が一同に会して討論する大会。世界的に大きく評価されており、日本でも1983年、当時上智大学の教授を務めておられた、元国連難民高等弁務官の緒方貞子氏を中心に、National Model United Nations(NMUN NY)への派遣を目的として日本模擬国連が組織された。今、その国内大会は毎年催され、活動は全国に広まっている。

委員会では、我が会派の植中雅子議員が質問を始めたのだが、昨今、自信を深めたのか、各審議の第一声を出す。しかも、その度に適格である。経験の浅い他の一期生が当り前の事しか聞かないのは仕方がないのだが、植中議員は、もともと素質があったのか、婦人会活動や地域活動で身に付いているのか、申し分ない。

今回は、そんな植中議員の質問から、神戸外国語大学の70周年を記念した先の誘致成功が分かったのだ。事務局長にはきっと、ご苦労された様々な紆余曲折、ドラマがあったに違いない。

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▲ 植中雅子議員(右)の質疑に関連して
私はその尻馬に乗って、「会場は当然、神戸市外国語大学と思われるが、思い切って神戸市会議場を使ってはどうか」と提案した。

事務局長は「まず、神戸市外国語大学を使用するが、本会議は国際会館を考えている」と前置きした上で、「しかし、神戸市会議場も視野に入れて考えてみたい」と答弁し、「しかし、相手さんのある事ですから」と付け加えられた。

まったくその通りで、議会でやる事を各国の大学がどう捉えるかは、分からない。私は、立派なイベントを誘致してくださった、神戸市外国語大学の教授陣並びに事務局関係各位に、お礼を申し上げた。

しかし、ニューヨークの国連は神戸議会に似ているし、神戸議会のまわりに各国の国旗を並べ、本会議場の市章の上に国連マークを飾って、今まで使った事のない議場の同時通訳機を使ってやれば、メディアもきっと取り上げて下さるだろう。今後の、さらなるご尽力に期待するところ、大である。
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