Skip to main content.

2015年 11月 20日 金曜日

いろいろあるけれど、確実に実績は上がっている ─ そんな手応えがあった、今回の旅。訪問先は、校庭のゴミが無くなり、泥棒も少なくなった、… カンボジアの神戸夢小学校だ。

写真
私が提案し、皆さんの助けを頂戴して、カンボジアの、アンコールワットのすぐ近く、シェムリアップに費用300万円で小さな小学校を建てたのが、10年前。以来、私も頑張ったけれど、何より、頂戴したたくさんの善意で、校舎も二棟になり、学ぶ児童も、今や1,000人を超えて、シェムリアップ一番の小学校に成長した。教室は4つしかないけれど、職員数も21人になって、朝昼の二交替で頑張っている。

11月7日に離日した今回は、ボランティアの足立に、仲間の藤田さん、西口さん、堀内さん御夫婦の、計6人での訪問。

11月9日はカンボジアがフランスから独立した独立記念日だったが、いつもの通訳、ソティさんのはからいで開校して下さり、なんと160人もの生徒が登校してくれた。私たちは神戸からお菓子などを。藤田さんは、800本の高級シャープペンシルとお菓子。それに、現地で買ったノートを加えて、児童らに配った。

写真
スピーチで私は、「今日は独立記念日です。カンボジアは今、たくましく成長しているのが分かります。この校庭の木は私が植樹しましたが、こんなに大きくなりました。第1期生の生徒の80%は、裸足でした。今日は100%、みんな履き物をいて、制服まで出来ています。私がこの学校を建てようとしたのは、人には人間としての基本的人権がある事を学んで欲しかったからです。それを学べただけでも、大きな進歩です」と述べた。

私は今回、小学校を建てて良かったという確かな実感を得た。何人かが日本語で「ありがとう」と言ってくれた。嬉しかった。ここで学ぶ子供たちは、日本を意識し、神戸を知ってくれている。子細なことを言えば、まだまだ、日本人からすればの不満もある。例えば、子供たちが我慢している配ったお菓子を、先生が平気でムシャムシャ食べている。堀内さんが「子供は我慢しているよ」と注意したが、先生はそれが何故悪いのか分からない、といった具合だ。だが、それもきっと、あらたまって行くことだろう。

旅の締めくくりに、ベトナムのダナンに立ち寄った。美しい海岸に、おいしい海鮮料理。また来たい、と思った。いや、実はいずれまた、訪ねなくてはいけない。というのも、今回、学校から大きな要求があったのだ。「図書館が欲しい」と仰るので、また、50万円ほど作らねばならない。どなたか、一緒にやって頂けないかと、あれこれ思い巡らしている。
写真

[ 厳密な位置 Google Map | ストリートビュー ]