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2015年 11月 17日 火曜日

20年前の、あの大震災。あの時、この学校では、近隣の人々が大変お世話になった。皆が… 垣根を越えて助け合いながら、被災後の日々を送った。

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そんな神戸朝鮮初中級学校で、創立70周年記念フェスティバルが催されたのは、この週末、11月15日の日曜日。11時からの催しに御招待いただき、もともと好きな学校なので、今年も何とか行きたいと思っていて、ボランティアの足立と出席した。

校庭につくられたステージでは有力な方々の挨拶が続いていたが、いきなり校長が、ステージに私を引っ張り上げた。何の準備もなかったが、「一口に70年といっても、大変な苦難の道程だったと思います。これからも、発展して行かれますよう、お祈り申し上げます」とご挨拶申し上げた。

その後もステージでは出し物が続き、やがて、西灘小学校の生徒と朝鮮小学校の生徒の合唱が始まった。その、「しあわせ運べるように」の歌声に、私は感動した。

毎年行っているうちに有力な人々とも親しくなり、その度に「北朝鮮に行こう」と誘われる。私も、日朝友好促進神戸市会議員連盟の一員で、むろん興味はあるから、話し合ってみる約束をした。

「実は、前回も行こうと盛り上がったが、総連本部のまつたけ事件で、総連からお誘いの意欲が消えた」と申し上げると、「いや、そうではない」と仰る。だがまぁ、状況がいろいろと変化してしまうのは、よろしくない。親善は、お互いに辛抱強く続ける事が大切 ─ この70周年のように、信頼を熟成させなくては。
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