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2015年 11月 10日 火曜日

私に言わせれば、あたり前になっていると、なかなか気が付かないのかも知れないが、交通局は… それに気付くのが遅すぎる ─ そう思ったのは、阪神御影駅北側のバスロータリーのこと。

御影クラッセだんじり広場で、走行環境改善を目的とした市バスすいすいキャンペーンが行われたのは、10月31日土曜日13時30から。バス路線の違法駐車をやめ、定時運行と安全を守ろうと訴えたもので、主催は市交通局と交通労働組合。

写真 山下てんせい議員
議会代表として来賓挨拶に立たれた、明るくて政策好きの西区選出 山下てんせい市会議員は、よく勉強する議員で、今回もなぜこの地で大会を開いたか、きちんと調べていた。

60年前から、阪神御影駅北側にはバスロータリーがあって、市民の足を守って来た。御影の発展には、このバスロータリーが大きな役割を果たし続けている。

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私はこれを訴え続けて、バスロータリーを守る為に、バス路線に赤いコーンを並べて違法駐車を排除したり、各企業の送迎バスもバス路線から外して作ったりと、町をあげてバス路線を守って来たのだが、それが評価されたと説明してくれた。
御影は、中心が住吉に移ったので、バスターミナルだけでも死守しようという意識が働いて、団結した。その結果が、このだんじり広場を生み、バレンタイン広場を育み、阪神電車との関係を深め、地域の活性化につながったのだ。今は、御影が、人々が一つになっている。

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▲ 佐藤一郎局長と
当日は、昔懐かしいボンネットバス「こべっこ号」もやってきて、老若男女、皆が喜んだ。高齢者はその中で昔を思い出し、子供は大きなおもちゃに乗ったようにはしゃいだ。運転手席周りを見ると、スピードメーターは80㎞が最高。実はこの車、見掛けは古くても燃料は天然ガス。排出ガス規制で車検更新が不可能になる事態に直面し、2006年一月に改造されたのだ。横から交通局の大岩根課長が、「この前、夜景サミットで使ったら、坂道を15〜16km/hでした」と笑っていたが、いつまでも、この走れる状態を維持して欲しいと願っている。

御影のバスローターリーが60年前からと書いたが、こべっこ号も、1956年に導入された3台のうちの一台。くしくも、その存在時期はみごとに重なるのである。
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