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2015年 10月 06日 火曜日

御影の中心地区、弓場。諸々、貢献されている地区だが、その中心にあるのが… 総括の濱田さんであり、その背景はやはり、歴史あるだんじりだし、そのだんじりの組織である。そんな、私の大切な地元のだんじり庫が、17年の歳月を経て、外壁塗装や構造部分の劣化が目立つようになった。

そこで、改修工事が行われ、その完成を記念しての小宴が、地元の弓場会館で行われたのが10月4日、日曜日。当日は、朝一番の10時05分、喜びいさんで会場に入った。肝心の神事は10時45分からだったが、濱田さんのお母さんが皆の為ににぎってくださったにぎり飯という目的があった。我が息子が総括を務める大切なだんじりの小屋の完成を祝って、心を込めて一人で100人分をにぎる ─ その心が嬉しくて、真っ先にいただいた。一口で食べられるように、一つずつサランラップで巻かれたこの日のおにぎりは、殊の外美味しかった。

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弓場の人々は、一致団結して招いた方々を歓迎されていた。お祝いに来たのは、何と100人を超えていた。谷口東灘区長も、休みにも拘らず最後までご参加下さり、「弓場の団結を願い、『灘の酒で乾杯』を、家庭でもして下さい」と、ご配慮に満ちた祝辞を述べられた。区長が、その場に来ておられる方々が酒造関連者であるとちゃんと心得ておられるのに、頭が下がった。谷口自治会長は少々上がり気味の挨拶だったが、心が入っていて、皆、かえってその姿に打たれた。
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足立ボランティアも人気者で、ほとんどの方の名前を覚えていて、挨拶にまわっていた。中には、彼女の為に好きなワインを持参して下さる方もおられた。ただ、些末ながら、弓場の一人一人が、来て下さったお客様をおもてなしの心で接していた中、足立に、私の事で、とある事を言われたと後で聞かされた。時々、招いておいて平気で人を傷つける方がいる。お祝いの場所と心得て欲しいし、直接、私に聞いて欲しかったのが、唯一残念。

わきあいあいの小宴どころか、大宴となった、だんじり庫の改修完成式。だんじりの社会では、身分・資産・地位など関係なく、だんじり好きな人々が助け合い、仲良くし、他のだんじりにも敬意を払う。

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その中には、宗教色も政治色もない。しかし、敬神の心はしっかりとある。それが、だんじり道なのかも知れない。

来賓の主役、御影まちづくり協議会の高嶋良平会長は。「だんじりを守る庫は大切で、それを含めて『だんじり』である」と仰る。その庫の正面シャッターに、地元の名前を入れたのが立派だと、褒めてもおられた。皆が喜び、団結を誓いあった祝いの宴だった。
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