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2015年 09月 25日 金曜日

今まで徘徊するような事はなく、意志もはっきりしていた方が…。骨折していた事から… 道から崖のような箇所へ転落したのでは、と推察される。そのため、発見が遅れたのかもしれない。

行方不明だった寺澤順子さん(73才)が、「山道で死体で発見されました」と、須磨区選出の安達議員がそっと耳打ちをしてくれて、「エッー!?」と思わず声が詰まったのは、9月24日のこと。

私の遠い親戚にあたる人について、須磨区にお住まいの、親戚の山田 進さんから「行方不明になっているので、捜して欲しい」との依頼があったので、すぐに須磨区の安達議員に連絡して、地元での対策をお願いすると共に、いろいろな機関に、力を入れて探すようお願いしたのが、9月5日。

ビラ
▲ 懸命の捜索だったが…
地元では、すでに自治会や警察もビラを刷って配っておられ、捜索もして下さったが、発見できなかったのだ。

結果は、最悪の事態となった。時々、ご家族に励ましの電話を入れたが、皆さん心労が重なっておられた。9月20日の午前になって、ハイキング中の方から、「倒れている人がいる」と須磨警察へ通報があり、連絡が入ったのだ。

私は、無念に思いながら、ご家族に電話を入れてお悔みを申し上げ、申し訳ないと思いつつ、今後のために、行方不明になられた当時のご様子について伺った。順子さんは、初めての徘徊であったという。

こうした徘徊者の発見については、社会の問題として取り組まねばならない。地域力を高める必要もあるが、それと共に、具体的に、高齢者に住所、氏名等、連絡先を明記していつも着る服に張り付けたり、そうしたバンドを手足につけるといったことが考えられている。

特に東灘区では、その方面で著名な東灘区の医師会長の長坂 肇先生が、バラ公園ネットワークで地域力の結集を呼びかける等しておられる。魚崎財産区で今度新たに財産区議員になられた山本 渾議員からも私に相談があり、長坂会長と山本議員、それに私で、具体的な方向性を出すべく、東灘区長を加えて会議を開こうとしていた矢先のことで、私にとっては今回は特に、ショックが大きかった。

今回のような件では、バンド案は役に立たない。やはり究極は、GPSを備える発信器しか無いのだろうか。その為に、いったいどれほどの予算がいるのだろうか … 一度、調査したいと思う。皆さんからも、何かご提案頂ければ、ありがたいと思っている。