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2015年 07月 23日 木曜日

各町が与えられたスペースで、それぞれの店を持つ。ある町はクジ引きを、ある町はビールを。またある町はそば焼を、というように、各町もなれたもので… そのための道具も揃えている。売り上げは各町にとって大切な収入源なので、みんなが力を合わせる ─ そんな、阪神御影南商店街主催の恒例、沢の井の夜店が、週末土曜の7月18日午後6時から、御影だんじり広場で開催された。

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16・17日と台風11号で風雨厳しく、避難警報すら出ていたので開催を心配していたが、当日は晴れ渡って、まさに沢の井夜店日和になり、その数、総勢4,000人ほどだろうか、多くの人々がおいで下さった。

今回は、昨年までの阪神御影南商店街会長の浜田さんから、100年の歴史を誇る散髪屋、森岡さんに会長が移っての初めての祭りだけに、何より事故のない事、みんなが楽しむ事を心がけられた森岡さん、気持ちを引き締め、自ら先頭に立って設営に当たっておられた。
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写真 東灘区長
▲ 谷口真澄東灘区長
沢の井の夜店には、2つの特色がある。一切テキ屋を入れず、脇で行われるショーや司会も、すべて町内の手作り。つまりは、地域のコミュニケーションのるつぼである。来賓の東灘区長は、4月に催された同商店街の御影ちょうちんとルミナリエを例に、その地域力を讃えてくださり、皆が喜んでいた。

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私は「御影は一つ」と、その団結を褒め讃えたが、それは、普段地域交流に乏しい御影タワーレジデンスという54階建てタワーの住民のみなさんが出店参加してくださっていることも含めてのことだ。


ところが、商品が良すぎて子供達が群がり、他のクジ引きに影響が出てブスブス。やはり、普段から他の町との交流が必要なのだ。これから先、運動会やだんじりと回を重ね、当事者意識のもとに積極参加し、地域交流を深めていただきたいと願っている。

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婦人会は、建設局東水環境センターから借りたマンホールの蓋を使って、マンホール焼。これが又、楽しく美味しい。神戸市章の入ったマンホールで焼いた薄い生地で、キャベツなどを巻いたそれが、飛ぶように売れていた。

事故もなく終わると、裏方でしっかりと見守り、助けた浜田さんがヤレヤレと、ため息。こうして、後継者が育つ。浜田さんと森岡さんの握手を見て、御影全体の新旧交代がこのように和やか、滑らかに行われるように祈った。さて、私自身の事も、これから考えなくては…。
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