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2009年 07月 19日 日曜日

橋本健議員(中央区)と共に、東灘区深江の神戸医師会長の川島龍一先生の診療所をお訪ねし、神戸市の医療体制について… あれやこれや、学んできた。

▲問題が山積みだ

問題は山積しているが、中でもとりわけ、秋の新型インフルエンザ再流行について、だ。どうしても、神戸市の対応のまずさの話になった。再流行のとき、今のウィルスより強毒性で流行するのは、ほぼ確実と見て良い。が、仮にそうでなかったとしても、市民のための防御策はもちろん、絶対に必要となる。

例えば、各区に新型インフルエンザセンターを作り、そこへ医師と看護師、及び事務官が出向するシステムを構築しては、どうか。市内の診療所で対応すれば、院内感染の恐れがある上に、医師や看護師自身もウィルスに感染する恐れがある。だから、診療場所を公民館や廃校になった校舎、テント等、何でも良いから別な場所に移す ─ とにかく構想を打ち立てる必要があるということだ。

問題は、いまだ増え続ける新型インフルエンザ患者。神戸市長の「ひとまず安心宣言」は何だったのか。今日開催された「こうべまつり」を境に急に再流行でもしたら、行政判断が間違ったことになる。風評被害を回復する為のイベントが悪い結果を招いたとなりかねないのだ。神戸市の事を思えばこそ、心が痛む。

加えて、神戸市は夜間小児科ERを中央区のHAT神戸に作ると表明し、神戸大学や神戸市医師会の協力を得て進めている。が、絶対に必要な小児科医師の数に限りがある以上、県等の協力が欠かせないと言うのに、市の対応は一向に見えてこない。いったいこの案はどこに向かっているのだろうか。


▲いたって庶民的な診療所

▲川島先生の歴代の猫

それにしても川島龍一という男、本当にいい男だ。超多忙だし、家庭の休みの計画もおありになるだろうに、我々の為に貴重な休日の時間を割いてくださった。かつての医師会長に勝るご尽力・ご対応に、心から感謝申し上げたい。


真剣な話をしていると、先生の愛猫がひょっこり顔を出して、橋本議員にゴロゴロとなついた。私も猫が好きだが、川島先生の足元にも及ばない。ペットのヒーリングパワーに救われる、和やかだが奥深いミーティングだった。