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2015年 05月 08日 金曜日

橋下市長は、大阪の市会議員が区会議員になるのを嫌がっていると言う。だが… そんな了見の狭い大阪市会議員など、一人もいない。これだけはまずしっかり、お返ししておく。

私は、大阪都構想に反対する立場で発信を続けている。「二重行政を廃止する」という発想は良く分かるが、政令都市を消滅させるなどという方法では、到底賛成し得ないのである。

かつて…30年前に私は、「地方分権の私的提案」という論文で優秀賞を受賞した。その論文で私が唱えたのは、府県をなくして道州制を制定し、小さな市町村を20万〜30万の市に集結する案だった。

現在、政令市における県会議員の役目は非常に少なく、市会議員が兼任すれば十分やって行けると思っている。それが無理でも、せめて政令市における県会議員の数は半減させるべきだと思っている。

今回の大阪都構想住民投票の結果は、神戸にも大きな影響を与えるだろう。この件についての公明党の判断は、残念である。結果によっては、色々と問題が起きるかも知れない。

私には、自民党の大阪市会議員の悲鳴が聞こえてくる。「安井さん、維新の会は4億円以上の予算で大阪都構想をPRする。私達は、自腹を切って(70万円!)対抗しているが、歯が立たない」という。そこで私も、大阪に行って街頭に立ち、政令市を守る運動に加わるつもりである。

久々で、若き日に情熱を傾けた政治理論の魂が、脳裏に蘇っている。大阪は、要の政令市「大阪」があればこそ、大阪であり続け得るのである。