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2015年 04月 27日 月曜日

5月17日(日曜日)に三宮のフラワーロードで行われる、神戸まつりのパレード。このパレードになんと、御影の… だんじり4台の参加が予定されている。

4月も後半になると、東灘区では各地で鳴り物の練習が始まり、ドンチャラ ドンチャラとだんじり囃子が聞こえてきて、私も、気持ちがうきうきする。例年のように、御影地区は、5月3日・4日・5日。本山地区は、5月4日・5日・6日に、神事やパレードが催されるのだが、今年は阪神淡路大震災から20年目にあたるので、復興を記念するとともに感謝を捧げ、さらには東北の復興をも願っての、恒例イベントに続くお披露目である。

実行委員長は甲南漬の高嶋良平社長で、張り切っておられる。顧問のお役目を頂いた私は、もっぱら裏方に徹してお手伝いしているが、実は、この出場がなかなか大変。
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まず、デモンストレーションに約1時間を取るため、他の出場団体への影響が大きく、なんと、30団体も出場をお断りせねばならなかった。さらに、事故の心配から警察の指導が大変厳しい。そんな事から、4月25日、日曜日の午前10時、東灘区役所になんと120人程もの関係者が集めての説明会が行われた。

説明会は、高嶋良平実行委員長からの経過説明で始まった。10年前の10周年の時、多少当局との約束違反があった。例えば、アルコールの飲酒やタバコ。それに、ねってはならない場所でのねりまわし等で、委員長は「今回は絶対に、約束を守る。それが、30周年へつなぐ事になる」として、厳しく言及した。私も彼と同じ思いでいる。神戸のだんじりを日本中で認識していただくには、守る事は守る。それが、だんじり道につながる ─ これは、理念である。

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続いて、神戸市民祭協会の岩本理事からも、本当に厳しい注意が続いた。そこで私は
「最後に市民祭協会の岩本様から、まるで水を浴びせるような発言もあったが、事故を心配しての事である。スケジュールを守る立場から、最大の注目出場団体であり、期待も大きい。全国に発信できるのは、だんじり以外にない事を皆が知っている」
と励ました上で、
「市は、『出してやる』の気持ちでなく『出て頂く』。我々は『出てやる』ではなく『出して頂く』という気持ちで、お互いに立場を理解しながら事を進めて欲しい」
とお願いした。
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私のスピーチの後、岩本さんが「少し言い過ぎて…」と言って下さったが、私は、彼が我々の立場で警察関係者と交渉してくれている事や、予算をたくさん要求してくれていると知っているので、「良く分かっています。警察も、明石の花火事件や三田のだんじり死亡事故で責任を問われているのだから、仕方がないだろう」と話した。

説明会が終わってから、委員長と楽しく昼食に行った。いつの日かきっと、厳しい監視が無くてもだんじりの運行ができるようになる。それがだんじり道につながって行く ─ そんな思いを二人、胸にいだいて。