多くの善意で当選させて頂いたのだから、本当に神戸のためになる仕事を、しっかりと…
しようと、改めて心に誓ったのは、事務所と倉庫、そして自宅の掃除と整理に追われた1週間が過ぎた日。
倉庫を整理していると、懐かしい若い頃のポスターが出て来た。なにしろ11回も選挙をやっているのだから、何回目かの選挙のものだか分からない。その、昔のポスターには、選挙事務局長や、後援会長のお名前が書き込まれていた。既に他界しておられる、高嶋平助会長や大野栄美夫先生、藤井大心様…等など、見つかったポスターで分かっただけでも、本当に、いろいろな方にお世話になったものだ。
絶対に、自分の力だけで当選できたと思ってはいけないと、戒めとするべく、その古いポスターを事務所の壁に張り付けた。
そうこうしていると、秘書をやっていた後藤彰大君が訪ねてきた。神妙な顔つきで、彼からが告げたのは、辞意だった。私のいたらなさかと思ったら、家族の事情でと聞かされて、ホッとした。本当に良くやって下さった。私もボランティアの足立も、後継者と思って楽しみにしていたのだが、内容を聞いて、なる程と思った。
男性ばかりの彼の家には幼い弟さんもいるので、彼の役目は大きい。しかも、神戸大学を卒業せねばならない。彼にとって今の1分1秒は、本当に貴重なのだと理解できる。これまで、彼の人生にとっての良い経験を積んできているし、父子の関係で、ますます深く家庭の絆が結ばれると思い、心から応援したくなった。
今回の選挙では企画運営をやってくれた。朝から夜まで事務所詰めで、大変な負担をかけていたことだろうと、改めて感謝した。
後藤君や、これまで支援を賜った多くの方々 ─ その善意を、神戸のためになる仕事で実らせねば。皆さんのご信託に、しっかり応え続けて行こう。