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2015年 04月 17日 金曜日

その男性議員は、明るく「でも、4年は長いですね」と言った。きっと彼は… 心の中で泣きながら、懸命に明るさを保っていたのだろう。

選挙が終わって、4日目、一通りの挨拶もほぼ終えた今日は、事務所の片づけと倉庫の整理に時間を使っている。雨の日続きで、作業は辛いとはいえ、当選したからまだ良いものの、落選していたらと思うと、ゾッとすると同時に、落選した人の事を思い、本当に心が痛む。

言っては悪いが、落選した方が世の中の為にいいと思う人もいた。だが、こんないい男性が、女性が…と思うと、世の中は無情で分かっていないと思ってしまう。

例えば、党派は違うが、とある5期を勤めた男性は、一番油が乗ってきているところだった。神戸マラソンを本会議場で提案したり、神戸市の夜間ライトアップも提案されるなど、楽しい政策マンだった。私は、将来は調整役として議会で活躍されるだろうと期待していた。しかし、議員の力量や見識、政策などは、選挙とは連動しない。4年間ちゃんと、定期的に駅の朝立ちをされていたようだから、本当に選挙は分からない。

もう1人、例をあげよう。一期生の女性議員は、性格がまっしぐらという所もあって、いろいろな誤解を持たれていた。しかし、私はこのまっしぐらの所が好きで、妥協も無く行ってしまうあたりは、かつての私のようだと思った。今の私は、まっしぐらでも落としどころを心得て、ほどほどまでで終えるようにしている。その方が、相手にこたえる。例えば高島市のダイオキシンの件もそうだ。しかし、彼女は徹底していた。やがて2期、3期になれば、相手の立場も分かってきて、将来は良い議員になると思っていたが、落選された。

彼女は女性であることを売るでなく、握手をしまくったり、食事や飲みに誘うでもなく、ひたすら、地道に後援会活動をしていた。しかし、それは選挙民には通じなかった。

つくづく、選挙は難しい。