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2015年 03月 31日 火曜日

私が議会人として、六甲アイランドの住民 ─ ひいては市民の皆様の為に、二度とこのような事が起きないよう、関西広域連合議会でも神戸市会本会議でも訴え続けたのは… 滋賀県高島市による、ダイオキシンを含む廃棄物搬入の件。

去る27日午後、見知らぬ電話番号が私の携帯に表示された。誰かと訝りつつ取ると、滋賀県の三日月大造知事だった。

知事はその電話で「今度、高島市の産業廃棄物をフェニックスに搬入できるようになりました。先生には大変ご迷惑ご心配をおかけしまして、申し訳ありませんでした」と仰った。実は、私は常々、この知事は良い方で、何か私と気脈が通じているように思う。

関西広域連合でも、本会議が始まる前に一番端の私の議席まで小走りでやって来ては、にっこり笑って「本当にすいませんでした」と頭を下げる。私は、その謙虚さに頭が下がる。彼は、本当に悪い事をしてしまったと思っているんだと感じていた。

今回の、フェニックスへの搬入の件では、高島市に視察に行った時点で、「これだけの施設を保持し、何人もの人々が食べているのだから、できるだけ早く原因を追求して、責任者の処分をして再開するべきだ」と思っていたほどだから、再開には異議はなかった。だが、一連の流れの中で、敵であった滋賀県の知事とは理解し合ったにせよ、神戸市の環境局は果たして市民を代表してくれたのだろうかという疑問は、未だに残っている。

私に対して理解させようと事情を説明する局長は、しかし誠意を持ってはくれなかったし、庶務課は、形式的な報告での第三者に対するアリバイ作りに終始した。

フェニックスの外の海に出されているのだから、そんなに騒ぐなと思った人も、少なくなかったかもしれない。だが私は、風評被害を含めて、軽視するべきではないという信念を抱いてきた。三日月知事は今回の電話で「二度とこんな事をしないよう、しっかり監視・管理しますので、よろしくお願いします」と語った。私は、この約束を担保する事にした。