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2015年 03月 17日 火曜日

10〜15年先には、大阪空港は多分廃港も考えられると、私は思っている。なにしろ… 都市をかすめて離発着する、危険な空港である。大阪が廃港となれば、神戸空港の存在意義はますます高くなる。

そんな未来を思い描いている神戸空港だが、今般、条例の改正について、みなと総局の空港室関係者から丁寧に説明された。

関西国際空港と伊丹大阪空港の運営権売却準備が、今年5月頃にスタートする。多分、秋までには買収希望社・団体等の姿が見えて来るだろうが、この話がまとまった後は、いよいよ、神戸空港の運営権を売却する話しになると思われる。ここまで、久元市長は、その水面下の努力がうかがえ、本当に良くこぎつけたと思う。

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▲ 神戸空港ロビー
しかし、勝負はこれからだ。神戸空港の運営権が売却できると、三位一体の空港管理・運営ができ、関西の力が増進すると私は考えているのだが、これに伴い、市は、公共施設等運営権について、現在の第26条に新しい条項を挿入する事にした。これにより、民間資金等の活用を促進すべく、空港の運営等を売却出来るようになる。

私は、賛成である。いよいよ、待ち望んでいた時期が来そうだ。

今考えられている大阪と関西国際空港の経営権は、約2兆円といわれている。むろん、さらに議論は続くだろうが、神戸空港は空港本体になるだろうから、売却しやすいと思われる。

その際、すんなり売却するのではなく、神戸空港に対する規制の緩和等はもとより、海外に飛ばす可能性も含め、条件を整えるのを忘れないようにすべきである。そうやって初めて、空港の周辺空地に付加価値がつくというものだろう。

ともあれ、やがて神戸空港は立派な孝行息子となって活躍するだろうと、今日は喜んでいる。
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