▲ 委員会で議論する (記録画像)
特筆すべきは、こども家庭局。市長の意向を受け、子育て支援において0歳から3歳までの医療費・薬とも、負担金を0とした。3歳から中学3年生まで通院(診察と治療)についても、所得制限はあるものの、500円とした。保育所については、「29年度に待機児童を0にする」と宣言した。
保健福祉局が頑張ったのは、生活保護受給家族数を頭打ちにまでもってきたことだ。平成21年度に697.76億円だった予算額は、今年度までずっと増加して来た。それが、今年度になって減額となった。それでもまだ、834.57億円である。受給される世帯数は平均34807世帯で、人口で言えば、48,744人。神戸市人口の3.17%に当たるのだが、これらが頭打ちで止まりつつある。
それでも、政令都市の中でトップの大阪・札幌・京都に次ぐ4番目が、神戸。急激に増えたのは、何といっても震災。神戸市職員の努力によって、不正受給の摘発や、就労を進める地味な苦労が奏功してきたのかもしれないと、ホッとする変化だ。
実は、私はある方 ─ 仮にAさんとするが、そのAさんから、怒りのご意見を承った。Aさんのご友人が、生活保護者の相談室まがいの事務所を持って、盛んに生活保護の受給をすすめ、その手続きのコツを教えると共に、指南をしている。そのAさんのご友人は、古い文化住宅を買い取ってそこに住居させ、利益を上げていい暮らしをしている。しかも次々と文化住宅を増やさせているという。中には、誰が見てもピンピンしてお洒落な若者もいるそうだ。一見、困っている人の為にお世話をしている良い方のように見えるが、はたしてどうか。
これでは、まともに働いて節約しながら暮らしている人が、馬鹿を見る。本当に不公平だと、Aさんは私に、怒りを隠さない。私も同感である。実は、ある政党がこれを盛んにすすめているのを知っている。だが、それはその党の方針なのだろう。私は、生活相談に来て下さった方のためには、先ずは仕事を見つけようと、あらゆる関係者に電話する。生活保護をすすめたのは、ここ5年で1回あったか、というほどである。
さて、そのように、様々に市民の暮らしにつながる平成27年度神戸市予算市会。私たちは、真剣に勉強して臨まねば市民の皆さんに申し訳ないと、心して頑張っている。ところが、そんなことそっちのけとばかりに、選挙運動に走り廻る議員もいる。見ていて残念に思う。
▲ 神戸市会壇上にて (記録画像)
▲ 神戸市会壇上にて (記録画像)
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