関西広域連合議会も、出資も含め特別協力。大阪で開催されることになったのだが、広域連合の中でも医療産業にあまり感心の無い県は、その出資について疑問を呈したのだ。
その上で、
「このメディカルジャパンは大阪の一人勝ちで、大阪がまるで医療のメッカのように映ってしまう。医療産業をやっている都市には、京都市も神戸市もある。特に、神戸市は220社からなる日本一のクラスターを持ち、十分に見る価値がある。にも関わらず放置されるのか。当コンベンションに25,000人が来るなら、その10%にでも、神戸・京都を見せるべきである」と主張していたのだった。
結果、内部で検討してくれたようだ。神戸市の職員も頑張って下さって、昨年12月中旬、「メディカルジャパンの来場者等を対象にした関西の産業拠点を視察するコースを、オプションで設定する事になった」という嬉しい報告をうけた。本当に、良くやって下さった。
神戸市は、理化学研究所と多細胞システム研究センターが主。兵庫県は大型放射光施設スプリングー8や、X線自由電子レーザー施設SACLA等。京都市は、立命館大学スポーツ健康科学部・マイクロシステムセンター。大阪は国立循環器病研究センターなど。さらに、京都の二条城や清水寺、三十三間堂といった観光主体のツアーもあるが、姫路城から灘菊酒造を巡るツアーでは、しっかりポートアイランドの神戸低侵襲がん医療センター見学が組み込まれている。ユーモアとして捉えておきたいコースの中には、彦根城や彦根キャッスルリゾートスパまであって、いかにも大阪らしいやり方。関西広域連合も、いろいろ気を配っているのが分かる。
ともかく、神戸を代表して発言したのが活かされたようで、私も嬉しく思っている。同イベントの大成功を祈りたい。