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2014年 11月 18日 火曜日

全員協議会での、今冬の電力需給対策についての、昨年同様のお寒い予測報告はさておいて、それに先立ち行われた理事会のこと。滋賀県だけが… 反対はしないものの、意見を保留したのは、11月8日、土曜日12:30から持たれた関西広域連合の理事会。

関西ワールドマスターズ 2021年組織委員会理事の正副議長への就任について意見を聞くはずで、京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・鳥取県・徳島県・京都市・大阪市・堺市・神戸市、それに滋賀県と、全て賛成かと思っていたのだが…。

滋賀県は、WMGに対する連合の関わり方について、規約に定める等の整理が必要ではないかという。つまり、関西ワールドマスターズゲームズ2021と我々関西広域連合との関わりについて、もっとはっきりと文章で交換し、位置づけをさせてからにして欲しいというのである。

一見、理屈は通っているように思える。だが、関西地域で盛り上がって、なんとか成功させようという意味からは、ひとまず就任し、責任の一端を持つことで覚悟を世間に示す必要も、今、このタイミングにはあるのではないか。ましてや、兵庫県の井戸知事の肝いりでやろうとしている本件だけに、地元の神戸市としては、積極的に応援していきたいと思っているところだ。

実はこの理事会、関西広域連合を構成する県市から一人ずつ理事が出て相談する会であり、出来るだけ全員一致がいいとされている。

理事のほとんどが各議会の議長経験者なのだから、組織運営の阿吽の呼吸くらい、理解しているはず。ならば、少しは、流れを見て進めて行ってみてはどうだろうか。理屈を言いだすなら、いくらでもある。さらに言えば、もともと関西広域連合議会自体が、手探りで運営しているところがある。私は、敢えて発言せず、経過を見守ったのだが、結果、議長配慮で次回に持ち越す事になった。

今、私たちでこの連合議会について、関西広域において市民権を得るべく信頼を築かなければ、やがて無用の長物となり、単なる親睦になってしまうのではないかと、私は危惧している。参加自治体が一体となって担うべき重要課題が、実は未来に向かって山積している…そう思えてならないからこそ、この件は大事な試金石だと捉えたいところだ。
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▲ 敢えて発言せず、経過を見守った…黙って聞いてたが、腹の内は…