市、県議会は多忙で、一部を残して全員早退したが、嬉しかったのは、日頃から、目に見えない所でコツコツと防災・防火に努めて下さった方や団体が表彰される、37年も続いているこの賞である。
お一人は、御影小学校区学校区防災福祉コミュニティー会長であり、御影東之町の自治会長の吉村和雄さん。実に熱心に、地域がら津波に取り組んでおられ、避難マップ作りや、標識の設置では、本当にコツコツ歩いて、ご苦労下さった。11月2日には、御影小学校の校庭に各町からの避難の人が集まる訓練をなさり、なんと250人もの人々が、彼のもとに集まった。私も、その一人として参加した、良い訓練だった。
もう御一方は、本山東婦人会の会長の竹原美智子さん。もう知り合って35年になるが、本当に、人々の為に尽くして下さった30年だったと思う。防災コミュニティーを始め、本三クラブの副会長・青少協・PTA等、進んで人々のお役に立って下さる。それでいて、決して愚痴や文句は言わず、いつもニコニコ笑顔をたやさず、見えない所で人々に配慮しておられる。
特に、御主人と共に身体障害者をお世話されているのが、素晴らしい。受賞するに相応しい方である。防災・防火の目標の一つは、社会的弱者の救済。これが出来なくては、という意味で、竹原さんはその視線からも、アドバイスや指導が出来る方でおられる。
神戸国際大学や、消防団員の家城俊宜さんも、永年、地域の人々の防災防火指導に当たって下さっての受賞。いつも、市民の安全を頭に入れての30年に、感謝申し上げたい。
受賞された皆さんの日々のご尽力に、このブログをかりて、改めて御礼申し上げたい。いつまでも、このような平穏な日が続きますようにと願った、よき祝典の、秋の一日だった。