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2014年 10月 27日 月曜日

平成25年1月15日、京都市会に乾杯条例を先んじられ、しまったと思ってから、ほぼ2年。思えばつくづく、地味な努力を重ねて来たものだ。最大の反対勢力は… ワインであった。しかも、多少とはいえ、この神戸ワインができる過程での、酒造メーカーとのボタンの掛け違いの影響もあった。

そんな、念願の「神戸灘の酒で乾杯条例」が、10月27日午前10時5分、決算特別委員会の最終日に、灘五郷酒造組合の赤枝さんや谷口弓場自治会長をはじめ、地元区役所などの関係者はもとより、拙事務所の足立ボランティアまでもが駆けつけて見守る中、満場一致で可決された。

反対する議員との調和と理解を求めるため、私は、皆さんに助けて頂いた。議会では、安達議長がやはり大きな力となり、吉田団長や坊幹事長が汗をかいて下さった。また、自民党だけでなく、与党の団長さん他、議員の皆さんの御厚意によるものだった。

市民の皆さんも、例えば、大の酒好きでおられる岡野先生や、酒粕販売業の小林啓二さんに、町のお酒屋さんの保元さん…その他、御影の自治会長さんや街づくり協議会の皆さんが、「日本一の酒所が、京都に先んぜられるとは」と、私を責めて下さった。「まことに申し訳ない」と、私は、頭を下げっぱなしだった。

市長が変わった、その「時」も幸いしたとも思うが、これからが問題だと、可決を期に、覚悟を新たにしている。
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