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2014年 08月 02日 土曜日

神戸を愛する民間の皆さんが独自に活躍しておられるのを、改めて実感したのは、ダルビッシュ セファット・ファルサさんとそのお仲間の方々が集った… ダルビッシュギャラリーでの楽しい昼食の席だ。

7月29日に集ったのは、私たちを含め11人。今、東灘区の各地で市政報告会をやっている私は、まさに分きざみのスケジュールだが、大好きなダルビッシュさんの昼食会、何とか繰り合わせて出席が叶った。若い優秀な若者が集まったので、色々と学べて有り難かった。

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私は、神戸市の医療産業都市についてというテーマを出して、今後の神戸市について意見を伺った。すると、東京と神戸に拠点を持って活躍しているA氏から、「今、東京の若者が東京を脱出しようとしている。それらの若者を神戸に受け入れるべくアンテナを張って、神戸の魅力を訴えて欲しい」とのご教示があった。

かつて香港が中国に返還される時、私は当時の宮崎市長に「議員を辞めて香港に行き、金持ちの香港人を神戸に何百人と連れて帰るから、住居を与えてやって欲しい」と直訴した。若い私に目を細めた宮崎市長は「発想はいいが、法的に難しいから」と言って、私をいさめられた ─ そんな昔を思い出した。

テレビで時折、東京を脱出して農家や山林に行く若者を紹介していたので、私もぼんやりとその動向を知ってはいた。神戸に、は難しいが、やってみる価値はあるだろう。
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ある学校関係者の方は、「アフガニスタンやバングラディシュの留学生が、20人も神戸に来る。しかも官僚だ」と教えてくださった。日本の自治体へ、中東や南アジアからの留学生がまとまって20人も来るのは初めてだそうで、これは大切にする必要があると思った。

ダルビッシュさんも、神戸を愛されればこそ、神戸の為にと一生懸命やって下さっていて、世界中で十指に入る程、神戸を住みやすい都市として挙げておられる。神戸市に外国人を集め、やってきた方々が、出来るだけ神戸で実りある経験を積み、良い思い出を育まれるよう、考えねばならない。これからは、自治体が外交をやる時代に入るのである。

さらに言えば、神戸市はもっと広く、若者の意見を聞くべきなのだ。市役所や区役所を取り巻く人々だけが市民ではない。明日を担う者たちの意見を採り入れなければ、明日はないのだから。
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▲ ダルビッシュ セファット・ファルサさん(ダルビッシュ有選手のお父上)を囲んで記念写真におさまる