7月12日土曜日当日、議場につくと、京都代表の井上与一郎議員(9期生自民党)が大声で
「滋賀県の嘉田知事が、高島市を告発せぇへんと京都の新聞に出てました。安井さんが怒らはるやろなぁ思ぉてました」と教えて下さった。温厚な人柄のこの人、党の政令指定都市議会議員連盟でご一緒する昔からの友人で、良く議論をしたものだった。
早速、月曜日に事務局に頼み、真意を確かめた。実は、嘉田知事は私の議論におされてつい、言ってしまったもので、90%告発しないと私も思ってはいた。しかし、その時には、嘉田知事ご自身の処分の仕方も含んで「考えます」と仰った。もうすでに辞任され、新たな三日月知事が誕生した…ということは、つまり、「後の祭り」なのだろうか。こんな事があっていいのか。
少なくとも、公的な議場での発言であり、その結果について報告する義務もあるだろう。私は監視・注目を続けて、次の三日月知事にその責任を継いでいただくよう、引き続き追求するつもりである。
当日の議論と報告の中では、2015年に大阪で行われる関西広域産業ビジョン、メディカルジャパンについての報告があった。日本で初めての病院・医療機器・製薬等、医療の総合展。2015年2月4日から6日まで、インテックス大阪で催され、スタッフだけで3,600人。160ものフォーラムが持たれ、予想される来場者数は3万人だという大規模なものだ。
私は挙手し、
「これは立派な事で、賛成であり、関西広域連合議会として出資するのは当然であるが、大阪の一人勝ちだ。もっと、全国から来る人々や海外の人々にも、神戸市や京都市、ここ堺市等の医療産業を見学できるツアーを作るとか、観光を含めて幅広い広がりを考えて欲しい」と意見を述べた。
当局は、「もっともな事なので、旅行社と相談して、オプションを考えてみる」と応じた。だが、本当に信じて良いのだろうか。どうも最近、言葉が軽いように感じる。先の滋賀県の一件のように、後の祭りにならないように願いたい。