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2014年 05月 30日 金曜日

三つの主立ったテーマを持って、民主こうべ政策議員団から3人と、自由民主党から私と平野昌司議員、計5人で出張した先は、ロシア。ウクライナの問題もあって… 日本がどのような立場に立つのか質問があるだろうなと思ったり、こんな時期だから大切にするかも、と思ってみたりしていた。

この件で色々とお世話頂いたオーポラロシア福岡の柴田さんからは「大歓迎されますよ」と言われていたが、実際行ってみると、一般の市民は何の反応もなく、お会いしたプーチン大統領直結の方々も、「政府は政府、民間は民間でうまくやりましょう」といったことで、「こんな時期に良く来て下さった」と言ってはもらったが、この面では少々、良い意味で拍子抜けした。

旅程は、5月18日から24日まで。季節的には一番良い時期と聞いていたが、異常気象で、熱いあつい。なんと、気温32度。勿論、遊びや観光ではないので、真剣に仕事─ ロシアのモスクワで医療産業の問題でロシアの医療とどのような連絡ができるか、又神戸の地場産業とロシアの連携ができるか。次に文化博物館等の連携ができるか、といった課題に取り組んだのだが、秋の用意で行っていたので、少々参った。

医療では、ロシア最大の経済団体オーポラロシアの医療部門オーポラヘルスの最高責任者、ナタリア・ウシャコワ会長と、会議。オーポラロシアはプーチンさん直結の中小企業の集まりで、様々な職種が加入。この組織と連携すれば、自動的に様々な業種での連携へとつながって行く。

ウシャコワ会長は挨拶の中で、
「昨日までアメリカに行っていて、クリントン夫人と懇談して来たが、夫人がもっと活躍せねばならないし、そのような仕事を作らねばならない」
と語り、メンバーの中で伊藤めぐみ議員が来て下さって嬉しいと褒めて下さった。

伊藤めぐみ議員は、真面目で、あらゆる委員会も会合も欠席されたことはない、立派な見識を持つ人格者なので、共に勉強できるのを私自身喜んでいたほど。ウシャコワ会長の発言にも、同感だった。

それにしても、ロシアの幹部がアメリカの幹部に会っているとは…。そういえば、ウシャコワ会長は2回に渡って、神戸の医療産業を視察に来られている。実は、うち一回は私も、平野議員は二回に渡ってご案内し、かなり深い議論をしている仲で、お互いに顔見知りである。

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そのせいもあってか、ウシャコワ会長が、すぐに提案して来た。曰く、「オーポラロシアの支局を神戸に置きたい」。つまり、その支局をパイプに、医療だけでなく地場産業を始め、人材の交流、文化の交流をしようとのご提案であり、文書で契約したいと申し入れられた。

私もあらかじめ、それらしいことは聞かされていたが、これほど具体的に提案を受けるとは…。そこで私が
「もっと深く議論をしないと契約できない。例えば、ある有名な酒造メーカーは、ロシアで日本酒が売れると聞いているが、ロシアはマフィアと賄賂の国なので、恐ろしいと言っている。そういった事につても、説明が欲しい」
と言うと、
「私達は公的な機関であり、心配は無い」
と、少し気分を悪くしたようだった。

しかし実は、私が思ったのは、マフィアの件はともかく、賄賂など。いわゆるコンサルタント料と称する金銭について公的な立場で存在するそれが、日本では賄賂的に受け取られる恐れがあり、扱いが難しいのだ。さらに、知的所有権の問題等もある。言っている私自身、日本のお役人のような発言をしていて一歩も進んでいないと分かっていながら、そう言わざるを得なかったのだ。

今回の団長を皆でお願いした崎元副議長も同感のようで、「契約に向けて検討することを契機にしたい」と発言して、諸々の問題は今後の検討課題とすることに落ち着いたのだった。
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