Skip to main content.

2014年 05月 11日 日曜日

私と保元伸介御影連合青年会々長、二人がかりで市長にしっかりと、地車の大切さや、いかに社会に役立っているか、そして、岸和田地車とはどう違うか等を市長に教えた… 今年の御影だんじり祭。

例年通りの盛大な祭りで、御影では、5月3日と4日。住吉と本山は4日と5日に、パレードと宮入りが行われた。

写真
私も、地元上御影の地車に例年通り、乗せて貰った。地元の保元孝彦自治会長や和田敬介地車保存会会長、井上重樹副会長など、多くの方々の御好意によるもので、いつも、敬意と感謝の気持ちでいっぱいになる。だんじりの上から眺めていて、この地車がこうして廻るのに、いかに多くの人々の陰の力と地域力によるものがあるかと、いつも感動している。それは、大人から子供まで、実に良い教育として、地元の文化と歴史において、そのつながりが構築されているのが実感できるからだ。

写真
▲高嶋会長らと
あの阪神淡路大震災の時、人々の救援活動に、この地車の組織が実際に役に立った。どこの家は何人家族で、誰かまだ下敷きになっている、といったことをお知らせ下さった。避難所でも、お互いに助け合えた。今でも引き続き、東灘区では、町の方々が学校の教室に行って、地車を教えて教育に取り入れるなど、素晴らしい取組が成されている。
写真
実は、地車には、神様は乗っておられていない。これは、皆さんにぜひ知っていていただきたい事だ。神様は、神輿に乗っておられるのであって、地車ではない。つまり、宗教の次元に踏み込んではいないのだ。昔、ある自治会長が「宗教に自治会が携わるのは駄目だ」と仰ったのだが、皆に「それは違う」と諭されたことがあった。

今年になって、久元きぞう市長が地車を見に行くと言い出した。もともと私も、「絶対見るべきであり、勉強するべき」と強調していた。だからという訳ではなく、きっと、勉強家の彼が突然言いだしたのだろう。弓弦羽神社での5月4日朝の宮入りを、市長と私、盛山代議士、藤澤御影地区まちづくり協議会会長の4人で見学した。
写真
▲後列 盛山衆議院議員・久元神戸市長・藤澤御影まちづくり協議会々長・安井
前列 保元御影連合青年会々長・杉本五六自治会会長


この宮入りとパレードでは、保元伸介御影連合々会長の指揮の下、当番町、五六の杉本自治会長の合図で、各町見事な宮入りを成功させていた。市長も謙虚に受け入れ、各地車に手を振ったり、拍手をしたり、子供のように楽しんでくれて、「いい市長になる」と実感させられた。天気も、よし。地車が毎年ひける、平和な神戸が続くよう、心から願ったのだった。
写真
写真