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2014年 05月 06日 火曜日

どんな人生もそれぞれに価値があり、比べられるものではない。それは、それぞれの味わいがあるというものだ…そんな感慨を持った… 甲南大学同窓会の神戸甲南会、平成26年春の総会が、4月23日ホテルオークラ神戸で18時30分から開かれた。

総会には約80名が集まり、集会は年に4回開催されているが、今回は総会で、会長の交代の件という大きな議題があった。今は三ツ星ベルト株式会社会長の西河さんで、久元市長の後援会長でもある。

西河会長は約6年間会長を勤められ、何よりも、和やかな神戸甲南会にして下さった。退任のご挨拶の中でも、「甲南学園の創立者の平生釟三郎先生も言っておられるが、人は『楽しいか、ためになるところに集まってくる』と。そこで私はそれを目的にして、出来るだけ沢山の方々に集まってもらおうと努力した」と。そぉいえば、確か前回は盲導犬の話しとデモンストレーションがあった。

「しかし、こうして頑張ったが、神戸慶應会や神戸早稲田会は200人以上集まっておられる。しかも本校が神戸にあるのに、残念だ」と訴えられた。

写真 安福幸雄さん
その通りだと私も思った。次代の会長は、安福幸雄さん。福寿酒造 ─ つまり、神戸酒心館の社長さんである。安福さんは、挨拶の中で、「歴代の会長さんは名前の通った方々だったのに…」と、大変謙虚に述べられた。だが、そんなことは誰も思っていない。あの、iPS細胞の山中教授のノーベル賞受賞式で振る舞われて名を上げられ、ひいては日本酒をよくPRしてくださった会社である。堂々たるもので、良い会長になると思った。

ところで、今回の総会では、宝塚歌劇団OGの「すみれエコーズ」に来てもらって、ベルばらの一部を再現してもらったり、いろいろ工夫をしておられて、楽しませていただいた。

ショーでは、桐さと実さん、優ひかりさん、峰城とわさん、真琴 愛さん等6人のOGそれぞれが月組、雪組等を名乗って下さるが、誰も知らない。平均年齢4〜50歳代とは思えぬ華やかさで若々しい上に、円熟した歌唱力も立派で、十分楽しませていただいた。代表の桐さと実さんが、「宝塚歌劇100年記念では、800人のOGが宝塚ホテルで、シャンシャンという手に持つ鈴付の花輪を持って「すみれの花ぁ〜咲ぁくぅころぉ〜♪」と合唱しました。涙が出ました」と語った。そうだろうと、私も思った。それぞれがどんな人生を歩まれたのか。私の知る限りでは、実業家・主婦・タクシー運転手・首相婦人・教師…様々である。

どんな人生もそれぞれに価値があり、比べられるものではない。それは、それぞれの味わいがあるというものだ。ここに今、集まっている同窓会も同じ。いい方々を呼んで下さったと思ったのだった。
写真