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2014年 05月 02日 金曜日

「藤井観光官とNHK局長の話は良かったなぁ〜。楽しい風呂談義だったなぁ〜」と一時を振り返ったのは… 去る4月25日金曜日、午後5時から催された六甲アイランドの温泉の内覧会からの帰路のこと。

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実は、神戸ベイシェラトンホテルが温浴施設を含み総工費14億円をかけて、温泉を掘り出したのだ。その深さ、地下1600m。オープンする神戸六甲温泉「濱泉」のこけら落としで、案内状を頂戴したのだ。かけ流しで循環させない、新鮮で贅沢なお湯。ふと見ると、久元市長も神戸商工会議所の大橋会頭もお見えで、ご一緒に楽しく内覧。なかなか立派なもので、泊まれば1,500円なのだが、一般の入浴料が2,800円と、少し高いのが気にはなるものの、これなら地域の人々もこぞって温泉に来るだろうと思えた。

温泉を拝見しながら、大橋会頭と、「三宮の都市改造については、商工会議所から出された案にくわえ、議会も何らかの案とか考え方について出すことになるので、お互いに、神戸の為に議論をしましょう」と語り合った。

午後6時15分からは、300人位の人々が集っての懇親会。たまたまNHK神戸放送局の長崎局長もおられ、藤井兵庫県観光官や岡部老人会 会長、山本神戸市局長らと輪を組んで、いろいろと論じ合った。

中でも、長崎局長のヨーロッパの通貨ユーロの話については、私が高く評価したので賛意を示して下さった。彼は
「私はあまり議論に入らないで聞くことにしているのですが、今の意見は新鮮なので…」
と言って、支局長が、ヨーロッパを中心にしたその長い海外生活経験から見たユーロを語ってくれた。

支局長の話を要約すると、ユーロダラーは、経済担当の記者の見方は否定的であるが、政治的な立場から見ると、このユーロダラーを創立するのにフランスとドイツが中心になった点が重要。それは、平和を保つ手段の一つとして考えているからだ。フランスとドイツは大きな戦いを30回以上している。そこで、同じ通貨を使うことによって、戦争を防止しようと考えたのだ。私も、「アジアでもし日本が円を捨て、中国が元を捨て、韓国からウォンを拾って、同じ通貨になれるか。そう見ると、ユーロの凄さが分かる」と言って視点を揃え、賛同した。

そのためか、支局長とはどこか気が合って、最後まで同じテーブルだった。

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見渡すと、今後六甲アイランドで活躍するであろうINACの文オーナーのお顔も、剣豪集団の高島専務のお顔も見える。そして、六甲アイランドの大切な、主だった方々もご列席の宴会では、藤井兵庫県観光官と山本神戸市コンベンション局長が挨拶をし、私が乾杯の音頭を取った。私は、六甲アイランドに新しい魅力を加えて下さったお礼を述べ、「始めは、淡路から『来たらしい』と感じていたが、いつか、淡路から『来て下さった』に変わっていった。それは山本社長の指揮のもと、総支配人の三輪屋さんの努力による」と、感謝申し上げ、成功を祈って、『灘の酒』で乾杯したのだった。
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写真左から 三輪屋総支配人・藤井兵庫県観光官・久元喜造神戸市長・安井