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2014年 04月 08日 火曜日

神戸市東灘区、住吉川上流にある白鶴美術館南側の立派な洋館は、インド総領事公邸。そこに、およそ60名もの各界代表の方々が、アシームマハジャン インド総領事に招待され… 楽しく集ったのは、去る4月4日、金曜日。私と、ボランティアの足立さんに、平野昌司議員夫妻も、ご招待をお受けして、訪れた。

総領事はかなりの日本通で、少々の日本語は理解される。会話も、3分の2が英語、3分の1が日本語だった。招待客の中に、兵庫県副知事の金澤ご夫妻がおられ、久しぶりの再会で、神戸市長選挙やテコンドーの事など、話が弾んだ。

大阪大学副学長の星野俊也教授にも、久しぶりにお会い出来て、驚いた。星野教授は、私が議長の当時、天皇陛下の園遊会に呼ばれたのだが、その時に私のどきつい関西弁が耳に入ったそうで、お知り合いになった。市役所においでいただいて、市役所の阪大出身職員が集った歓迎会を持ったのだが、その時出席した一人の玉田氏が今回副市長に就任されたのをお知らせすると、大変喜んで下さった。

星野副学長の奥様は魚崎の出身の方で、本当に親しくして頂いた。星野教授のご専門は、国際政治学。皇室が海外をご訪問される際に、その国の国状や国史を皇室の方々にレクチャーし、知識を持ってもらう役を担っておられる。

自ずと奥様も、良く世界をご存じである。魚崎のご出身で、ボランティアの足立さんと気が合ったらしく、色々と会話が盛り上がっていたのだが、その中で、日本の男性の醜い売春ツアーを激しく批判された。現地の婦女の悲惨な状況を訴えられたそうだ。しかし、今や私の知るカンボジアやタイの実情では、そうしたツアー客は中国人や韓国人に移っている。カンボジアの処女狩りツアーの90%は中国人になっていると、ガイド協会の会長が僕に、そっと言ってくれたりもした。

広い庭に設置されたドリンクコーナーの脇ではインド名物のナンが焼かれ、室内には、各種の美味しいカレーにインド米が添えられて、並んでいた。中には、特命全権大使(関西担当)政府代表という三輪 昭氏の姿もあった。実は、この役職、不勉強ながら初めて知ったのだが、関西地域の各国領事館との交渉や接遇、関西財界と海外の橋渡しを担う、重職なのだそうだ。なるほどあの席には、おられて当然。

実は、このお誘いをうけていた時、偶然居合わせた先頃P&Gビルの購入で話題となった剣豪集団の鄭剣豪氏が「私も、ぜひ」と仰るので、領事館にお願いして、招待客に加えていただいた。領事館では、経済交流だけでなく文化交流も進めたいというだけに、楽しそうに会話の輪に入っておられた。

何はともあれ、あれやこれやと楽しい、招待客のスパイシーな個性がまったりと絡み合った、カレー風味の一日であった。
写真
↑写真 左から 平野夫妻・金澤夫妻・鄭剣豪・足立・安井(敬称略)