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2014年 04月 01日 火曜日

今、神戸市が更にてこ入れをしないと、大きな宝物を失うことになる。逆に… 六甲アイランドにスポーツの島としてのコンセプトを与えて活性化させられるなら、市が六甲アイランドの人々と議会に約束した人口3万人が現実味を帯びる ─ そんなターニングポイントの要が、INAC神戸レオネッサだ。

その、レオネッサの四冠達成記念祝賀会を兼ねた「INAC神戸レオネッサ感動感謝の集い」が、去る3月27日、ホテルオークラで開かれた。

本来なら、四冠という歴史上初めての立派な成果を挙げたこのチームのこと。市が主催して、フラワーロードでのパレードで祝ってあげて欲しかった。それが、自らこうしてパーティを開かねばならないとは…これが、男子のレオネッサであるとか、オリックスや阪神タイガースなら、文句なしにパレードが実施されただろうに、申し訳けないことだ。今や、世界中から女子サッカー選手が来たがるほど。神戸のINACが憧れの的であることぐらい、今や常識だろう。

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それでも、オーナーの文会長は挨拶の中で
「これはすべて神戸市のお陰です。日本で初めて六甲アイランドに女子サッカー専用の練習場を造って下さったこと。そのお陰で練習時間が大幅に延びたこと。現在では、120人の選手と学生がスクールをつくって、毎日練習をしている。これを、今年は200人に成長させたい。そうして、神戸からスーパースターを必ず育て行く」
と挨拶され、
「前回のオリンピックにはINACから7人も出したが、次は11人全員出す」
と、自信をのぞかせた。さらに、INACから有力な川澄選手、大野選手等、かなりの選手が海外へ行くために抜けて、皆が心配しているのに触れ、
「今は変革の時であり、十分な補給をしている」と強調。「女子サッカー専用のスタジアムを六甲アイランドに造って、六甲アイランドを女子サッカーの甲子園としたい」
と、締めくくりに語られた熱い夢に、同感。私は、大きな拍手を送った。

前田浩二新監督も
「今、チーム状況は大変良くて、チームは良くまとまっている。ハードワークも個々の選手に備わっており、何より明るいチームで、今年も3冠を目指す」
と、決意を述べられた。

有難いことに、同席していた久元市長も
「六甲アイランドの活性化には大いなる感心を持って、予算も計上している。また、INACを大切にして、応援する。3月30日のINACの初戦には、必ず応援に行く」
と答えていた。

食事となると、各テーブルには選手が一人づつ、ついた。市長と文オーナーのテーブルには、澤 穂希選手。私達議員団の所には南山千明選手。千葉県から来た爽やかないい女性で、これから、この選手のファンになるときめた。新シーズンも、開幕した。いつの日か、文オーナーと私の夢、「六甲アイランドが日本の女子サッカーのメッカになる」が叶うよう、心から願っている。