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2014年 03月 11日 火曜日

市長は、区長の公募は考えていないという。かく言う私も、それはまだ早いと考えている。しかし… 区長という大切なポジションについては、副市長クラスとして格上げをすること。また、良く出来る区長は定年でクビにするのではなく、再雇用をする方法を考えれば良い。私は確かめてはいないが、久元市長は、私のブログは見て下さっていると思っているから、ここで提案したい。

と、いうのは、3月4日の神戸新聞に掲載されていた、神戸市内各区の2014年度神戸予算案と、各区の施策についての報道に絡んでのことだ。我が東灘区は「自転車に独自に免許証を発行することを検討する」とあったので、喜んでいる。これは、東灘区の市会議員団が全員で二つのお願いをした、その一つの「自転車運転のマナーのいい区民になろう」。もう一つは、せめて東灘区だけでも「日本酒で乾杯を、出来るだけしよう」という申し合わせだった。

もとより私達は区会議員ではないが、選挙区は紛れもなく東灘区であり、そうである限り、その地元に責任があり、発言力も持つべきだと考えている。しかし、今まで東灘区の大きな行事や施設について意見を聞かれたことは、殆どなかった ─ 例えば、新しい東灘区図書館建造がそうだ。

だが、今回は違った。結果はともかく、多忙な区役所行政の中で、良くやって下さったと感謝したい。私は久元市長の選挙戦で、よく二人になった。その時、大区長制も議論した。市長からは、「何をすればいいですか」と聞かれたので、「権限と予算。それに、定年間近な方でなく、将来の幹部候補者を配任してもらって、力量を見させてほしい」と申し上げた。

実際、区長の立場は手抜きが自由。反対にやる気になれば限りなく仕事がある。区長の中には、何も新しい仕事もせず、決まったことをして、地域ボスの御機嫌を取り、区長を楽しんで終わる。私はこれを「すごろくの上り」、または「最後の修学旅行」と称している。

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そこで、私は新しい区長が来るたびに、「貴方は最後の公務員生活の思い出に何か残してください。例えば、駅のバリアフリーの完成とか…」と注文をつける。多分、私は最も嫌われる議員だろうけれど、それが私の仕事と思っている、その立場から、今回は、よくやって下さっていると思う。たとえば、自転車交通安全については、来る19日、水曜日には、自治会・婦人会・老人クラブ・学校・警察などと、1回目の意見交換会を持つというし、14日金曜日の区民まちづくり会議では、灘の酒乾杯宣言を行うそうだ。
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↑自転車安全講習会の様子 (資料画像)


市長の意思を市民へ伝え、市民の思いや願いを市長に伝える、その双方向のど真ん中にいるのが、区長だ。東灘区が独立すれば、芦屋市、伊丹を抜いて、県下では10番目位の人口である。今回、久元市長は、各区への予算を大幅にのばし、区長の権限を広げて下さった。いい方向に向いていると思っている。市長に反対した議員も、今では感心して、賛意も表している。

勿論、東灘区の区長だけが良いと言っているのではない。各区に良い区長が配置されている、だからこそ、さらなる一考を是非、と期待したい。「東灘区では、自転車事故で命を落としたり、将来を棒に振ったりしない」 ─ そんな区になるよう、心から祈っている。