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2014年 02月 14日 金曜日

大切な議題が山程あるのに…とつくづく思ったのは、関西広域連合議会 第19回総務常任委員会でのこと。 25年ぶりの大雪だった、8日土曜日。大阪で10時30分からの予定が、当日は西区から迎えにこられる西区の民主党、前島議員が遅くなり、私共々15分ほど遅れて着いたものの、鳥取県議や徳島県議は欠席だった。

井戸連合長が今回、提出された議題について説明されたのは、
① 道州制のあり方研究会の最終報告素案について
② 関西として、ポテンシャルを有する再生医療などのプロジェクトを国に対して提案した「国家戦略特区」について
③ リニア中央新幹線全線同時開業について
④ ワールドマスターズゲームについての取り組み
等だった。これらについて担当部長等から詳しく報告をうけた後、議論に入る。各議員活発に意見を出しておられたものの、ワールドマスターズの件が90%を占めていた。
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私に言わせれば、最も質問しやすい議題だ。まして、質問する内容は「ワールドマスターズの知名度が低い」事と「大阪府と大阪市が加入していない」事の、二つ。私が思いあまって、
「知名度の低さで当局を責めるのではなく、これからまだ時間もあることだし、我々議会人が、どう知名度を上げるか、ワールドマスターズゲームは、どうすれば市民権を得られるか、だ。我々が、その努力と義務を負わねばならない」
と、意見を述べると、井戸連合長が大きくうなずいておられた。

②の国家戦略の医療特区については、私は、
「まもなく国は、神戸とか大阪とか京都とか各区別々でなく、関西広域として認められると思われる。その時、井戸連合長は、各市の特色を考え、調整をするとしているが、どのように調整するのか」
と質した。これに対し、連合長は、
「大変難しいが、近畿ブロック地方産業競争協議会で調整する」
と答弁。私は、
「その近畿ブロック地方産業競争協議会の構成メンバーが大切である」
と反論した。

これにまつわり、外資系のリードエグジビジョン・ジャパンが、メディカルジャパンという展示会を、日本とアジア向けで行うのだが、それに伴い、関西広域連合として2500万円の出費をする件で、滋賀県議から
「2500万円もの出費は、PRの効果から見れば、少し考えた方が良いのではないか」
との反論が出た。私は
「2500万円は、少ない。関西が世界にアピールできる売りは、医療である。特に、IPSではリードしている。もっとやるべきだ」
と、逆襲したが、残念ながら議論が続かなかった。

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道州制については、
「政令都市を解体してはならない。国家の大切なエンジン部所である。地域の特色を持った、成熟した地域を破壊してはならない」
との、私の自論を強調して議論を終えた。

本来、議題山積の関西連合。帰路、寒風に吹かれながら、もっともっと議論を深めて行かねばと思いつつ、議事を振り返ったのだった。