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2014年 01月 28日 火曜日

風の強かった、26日の日曜日。本当に寒い中、半袖の制服でプラカードを持ち続けたボーイスカウト、ガールスカウントの子供達や… 東灘消防署の皆さんが集い、第17回東灘市民放水大会が住吉川河川敷で行われた。
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東灘消防団や防災コミュニティーを中心に29団体、総勢1,000人以上が住吉川河川敷で、26団体の一斉放水を見守った。

鳥居副市長と共に祝辞を述べた私は、
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「19年前、私達は多くを学んだ。それは、私達と同じ、東灘区民の多くが一瞬にして死んだこと。あの、灘高校の講堂に並んだ遺体を思い出してほしい。この地で起きたことを、思い出してほしい。あれから19年、震災を知らない世代が大勢育ってきた。現代に、それを伝えなくてはならない。私達はもう、弱い人々を殺してはいけない。子供達、高齢者、身体障害者の人々 … 目が見えない人々、耳が聞こえない人々は、自分のまわりがどうなっているかさえ分からない。寝たきりの人は、自分だけでは逃げられない。そんな、弱い人々を守りきれる都市とコミュニティーを作りあげなくてはいけない。幸いにして、行政も防災コミュニティーを結成し、消防団の充実を図ろうとしている。さらに、それを深めるべきだ」
と述べ、放水大会を成功させるためにと、頑張った皆さんにお礼を申し上げて、祝辞を締めくくった。
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まさに、19年前のあの日と、その後の日々を思い起こす寒さに、身の引き締まる思い。参加者も緊張しながら、年初の空に水のアーチを描く、良い放水式だった。
(写真左 : 盛山議員と)