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2014年 01月 17日 金曜日

「もう二度と、弱い人々を殺さない」─ そんな町、そんなコミュニティをー作り、活かさないと… 死んだ方々に申し訳がない。改めて、そう心に刻んだ今日、1月17日。19年前の午前5時46分、この神戸の町を大震災が襲った、特別な日だ。私は、そんな19年目の同時刻、東灘区住之江地区の慰霊碑前で行われた慰霊祭に、秘書の後藤君を伴って参列した。

慰霊祭は、岩本会長を中心に財産区の役員さんが毎年準備されている。住之江公園に二張のテントが設営され、専念寺のご住職からお経を頂いた後、参列された遺族の方々が涙されている中、住職が亡くなった42名の方々の名前を読み上げられた。

続いて、御影小学校で行われた防災訓練に参加。御影防災コミュニティーが主催し、婦人会・消防団・自治会等が参加しての行事だ。小学校3・4年生の子供達も参加。東灘消防署も参加し、バケツリレーや、実際に火を消化器を使って消す訓練を指導。子供達にとっては、貴重な体験だ。

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スピーチの場を頂戴けたので、私は子供達に、命の大切さ、震災の怖さを話した。「震災は、一瞬で命を断ち切る事。今、ここですべてが終わる事。この町で、それが起こったのです」と、色々な例をあげてお話しした。その際、私は自分が市会議員であるとは言わず、 人と防災未来センター の一人の語り部としてご紹介いただいた。震災を選挙運動にしたくなかったからだ。

例に示した一つひとつが、本当に本当に、忘れてはならない大切な経験だ。継承しなければ教訓にならないし、また多くの人々を殺す事になる。そのために、防災コミュニティーを作ったのだ。

あれから19年…本当に、あっという間だった。子供たちといると、語り継ぐことの大切さもまた、身に染みるのだった。