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2013年 12月 06日 金曜日

思えば昭和54年、旧御影町々舎跡に健診センター1号館が竣工し、本格的な活動を開始して以来34年。長らく市民の健康を守り、何人もの命を救った兵庫県予防医学協会。その施設が… 2014年1月18日、灘区岩屋北町に新築移転する。それに先立つ去る4日、兵庫県予防医学協会がわざわざ、御影の議員として私に、諸々ご説明下さった。

新しい灘区の予防協会は、B1から5Fまでの5階建てで、狭かった御影の建物より広くゆったりしている。4階では、1日50人の検診。3階は一般検診で、最大1日200人。しめて最大250人の、様々な検診が行える。対応する職員は、50〜100人規模の予定だという。

11月29日に14億円の費用で大林組から引き渡しを受けたこの新施設の敷地、もともとは神戸市の土地で、震災時は仮説住宅が建っていた。所在地は灘区岩屋北町1丁目8−1。JR灘駅へは、東へ徒歩8分、阪神西灘駅へは、北西へ徒歩5分である。御影は敷地が狭い上、駐車場も無く不便だった。今度は、地下に駐車場が設けられた。

一方、お世話になってきた御影の施設は、改修して各地から集まってくる検査の部門と市民検診、さらに中小企業者の為の全国健康協会の人々の検診施設として残るという。だが、改修するに当たって、予防医学施設が病気の源を振りまいては洒落にならない。くれぐれも、アスベストにだけは気をつけて欲しい。

ながらく地元御影の人々と共に生活してきた、ある意味、御影のシンボルでもあった旧施設。それなりに残るのは、良い所もある御影への思いやりのように、私には思えるのだった。
建築パース 南東側からの外観