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2013年 12月 03日 火曜日

東灘区がもし、独立して市になったとすると、県下で8位の人口規模となる。これは、伊丹市や芦屋市より大きい。そんな東灘区の区議員団会議が… 市長選挙と同時に行われた市会議員の補欠選挙で選出された2人の新人への、議員団の仲間としての歓迎と、区重要幹部紹介のため、去る11月28日 木曜日の朝9時30分から久しぶりに行われた。しきり役は、たまたま当番幹事にあたっていた、私。お陰様で、事務的な作業はスムーズに終わった。

他に何かないかと聞くと、いつも陽気で人々に愛される某議員が「東灘区だけでも、日本酒で乾杯をするよう宣言すればどうか」と提案。もともと当ブログをよく見て、良いご意見を下さる他の議員からも同様のご提案を頂いており、皆の意見はすんなりまとまった。

政策通のベテラン議員は、更に進めて「民間とも組んで、推進母体を作っていけば」と提案。これに区長が「灘区とも相談をして」と答弁して、盛り上がったところで、ひとまず東灘区から発足して灘区も誘おうということで、あとは行政にお願いする運びとなった。

私は、ある若い行動力のある議員と共に行った福岡市視察で拝見した、同市が自転車条例を制定しており、小学校、中学校の校長先生が自転車免許証を発行し、自転車の交通規則を教えている件を紹介した上で、「幸い、兵庫県も自転車免許制度という、いい制度を持っているので、全市の中でも、東灘区の子供達だけでなく、御婦人や高齢者もふくめ大勢取得するよう、行政関係者と連携して、『東灘区の自転車はマナーが良い』と言われるようにしよう」と提案した。

福岡に同行したその議員も、応援。いつも公平で物静かな中堅議員も、「自転車は危ないから」と後押しをしてくれた。

先のベテラン議員は、「この問題は神戸市全体の問題で、建設局や教育委員会も力を入れている。反対するのではなく、それらの事も気にするべき」と指摘された。私は、「勿論その通りだが、東灘区には子供も多いのだから、東灘から発信するのもいいのではないか」と申し上げた。区長も「丁度、婦人会市政懇談会も自転車のマナーの問題を取り上げようとされています。関係方面と協議して考えて行きます」と答えられたので、「東灘区議員団だけが突出するではなく、様々な団体が参加して、自転車のマナーが行き届いている東灘区を目指すように」とお願いした。

かくて、これら二件については、全議員が賛成したのだが、これからが大変だ。

「日本酒で乾杯」は、色々な宴やセレモニーで、日本酒で乾杯が出来る環境を整えなければならない。その意味で、ベテラン議員ご提案のように、常に発言している民間グループか団体が求められるのだと思う。後で調べて見ると、全国規模では、2004年6月から活動しておられる、日本酒造組合中央会が推進役となった「日本酒で乾杯推進協議会」なる団体もあるそうだ。

自転車の場合、関係者が具体的な政策に組み入れるようにしなければならない。久元市長の公約には、「区長に権限を持たせ、特色ある区づくりを目指す」とあった。注視してゆくので、しっかりと公約を守って、予算をつけて欲しい。区の行政たるもの、本庁の下請けもするが、区独自の政策が行える区であって然るべき。なにしろ、大きな人口規模を誇る東灘区の選出議員団である。その意見は、くれぐれもご尊重願いたいと思っている。